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個別化医療を志向したがんに選択的なチミジンホスホリラーゼイメージング技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K08105
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関昭和薬科大学

研究代表者

秋澤 宏行  昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (90311795)

研究分担者 宿里 充穗  昭和薬科大学, 薬学部, 講師 (20525571)
久下 裕司  北海道大学, アイソトープ総合センター, 教授 (70321958)
趙 松吉  福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80374239)
尾江 悟  昭和薬科大学, 薬学部, 助教 (90756107)
水野 雄貴  北海道大学, アイソトープ総合センター, 助教 (90805194)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード核医学診断 / がん治療効果予測 / 5-フルオロウラシル / イメージング剤 / チミジンホスホリラーゼ / 有機カチオントランスポーター / 個別化医療 / トランスポーター / がん / 治療効果予測
研究開始時の研究の概要

あるタイプの抗がん剤(5-FU系抗がん剤)が効果を発揮するには、がん細胞にチミジンホスホリラーゼ(TP)という酵素が存在する必要がある。そこで私達は以前、5-FU系抗がん剤の治療効果予測のため、がんに発現するTPの量を評価できる画像診断薬剤IIMUを開発した。しかしIIMUでは、正常な肝臓にも高い集積を示すことが問題となる。そこで本研究では、①肝細胞とがん細胞におけるIIMUの取り込みと排泄の制御によって肝集積を減少、がん集積を増加させる方法を見出したり、②肝細胞には集積しづらく、がん細胞には集積しやすいTP画像診断薬剤を作り出すことで、がんに発現するTPの量を正確に評価することを目指す。

研究成果の概要

私達は、核医学診断による5-FU系抗がん剤の治療効果予測のために、チミジンホスホリラーゼ(TP)標的イメージング剤IIMUを開発したが、IIMUは正常肝臓へ高い集積を示す。そこで私達は、がん選択的なTPイメージング技術の開発を目的として、本研究を計画し、実施した。その結果、有機カチオントランスポーター (OCT)の選択的阻害剤やOCTに認識されないイメージング剤の開発により、肝臓への集積を低減したTPイメージング技術を開発できる可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、私達が以前開発した核医学診断用イメージング剤を基にして、がんに発現するチミジンホスホリラーゼをより選択的にイメージングする技術を開発する上で有用な知見を与えるものである。この技術が開発されれば、個別化医療に強く貢献できるため、本研究の成果の社会的意義は大きいと考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] トランスポーター高発現細胞を用いたチミジンホスホリラーゼ標的放射性プローブ[123I] IIMUの取り込み機構に関する検討2022

    • 著者名/発表者名
      長谷川 舞衣, 宿里充穗, 尾江悟, 水野雄貴, 久下裕司, 秋澤宏行
    • 学会等名
      日本薬学会第142年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書 2021 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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