• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

唾液メタボローム解析を用いた放射線感受性予測法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K08106
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

白石 沙眞  東京医科大学, 医学部, 兼任助教 (80836510)

研究分担者 徳植 公一  東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (00334061)
杉本 昌弘  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 教授 (30458963)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード体液メタボローム解析 / 放射線治療 / 前立腺癌 / 非小細胞肺癌 / メタボローム / 放射線感受性 / 有害事象
研究開始時の研究の概要

癌患者における放射線治療において個別化医療を目指す研究の必要性が高まっている。本研究において、非侵襲的に採取可能な体液を用いて、メタボローム解析を行い、患者の個体差に応じた放射線治療の感受性を予測するためのバイオマーカーの探索を行う。さらに、画像情報や臨床情報との組み合わせによる指標を開発し、予測する治療効果や有害事象発生頻度を定量的に示し、治療方針の意思決定や患者への説明に利用可能なシステムの開発を目指す。

研究実績の概要

本研究は患者個々にあわせた放射線治療施行のために、放射線治療の感受性予測をするバイオマーカー検索を目的としている。研究対象者については、放射線治療を施行する癌患者のなかで、非小細胞肺癌と前立腺癌の診断がつき根治放射線治療を行った症例に定めた。いずれの疾患についても、2021年度途中で目標症例数50例に至らなかったが、症例収集は終了とした。
バイオマーカーの検索のために、非小細胞肺癌については唾液、前立腺癌については尿を採取し、検体から得られる代謝産物の変化をモニタリングし、治療前に放射線感受性予測に役立つバイオマーカー検索を進めた。体液採取の時期は、治療開始前、治療開始2週間後、治療終了時、治療開始3ヶ月後とし、全症例検体体液採取は終了している。
また、前立腺癌については、治療に伴う有害事象の評価を詳細に行うため、国際前立腺症状スコア(Intenational Prostate Symptom Score: IPSS)とQOLスコア(IPSS-QOL)、過活動膀胱症状スコア(Overactive Bladder Symptom Score: OABSS)の質問表を用いて、治療前、治療終了時、治療開始3ヶ月、治療開始半年、治療開始1年に評価を行い、全例1年間の観察期間が2022年度中に終了した。
最終登録症例は、非小細胞肺癌30名、前立腺癌48名の患者登録となった。2023年度中に代謝産物の検出と臨床データとの統計学的解析を行い、現在論文作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究開始2年間がコロナウイルス感染症拡大に伴い、症例収集が予定より遅れたため、観察期間1年が予定通りに終了しない症例がでてしまったため。

今後の研究の推進方策

2024年度中に追加解析を行い、放射線治療の感受性予測をするためのバイオマーカー検索につなげ、論文作成を行う。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi