研究課題/領域番号 |
19K08128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2021-2022) 埼玉医科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
福島 賢慈 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50408613)
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研究分担者 |
伊藤 浩 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20360357)
石井 士朗 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90508813)
関野 啓史 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 助教 (90746231)
久慈 一英 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90283142)
長尾 充展 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60533081)
山根 登茂彦 地方独立行政法人神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央市民病院(第1診療部、第2診療部、第3診療部, 中央市民病院, 部長 (20526660)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Cardiomyopathy / 心筋症 / PET / 低酸素 / 心臓MRI / 循環器画像 / FMISO / 心臓イメージング / 低酸素イメージング / 心臓核医学 |
研究開始時の研究の概要 |
心筋症の診断、特に心臓サルコイドーシスなど炎症性心筋症の診断は心臓MRIでの繊維かとFDG-PETによる活動性炎症の鑑別が主体である。しかしながら両者をもってしても診断が困難な場合がある。そのため抗炎症治療の方針決定で意見が分かれる場合が経験される。 F-18 Fluoromisonidazole(FMISO)は低酸素状態の組織を画像化する次世代PET検査薬で、悪性腫瘍の領域では多くの臨床研究報告がある。心筋の炎症あるいは代謝障害を鑑別し得る新たな画像診断手法としての有効性を検討する。
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研究成果の概要 |
F-18 Fluoromisonidazole(FMISO)を用いて心筋症における低酸素状態の画像化による心筋症重症度評価法開発を目的とした。FDGや心臓MRIなどの他のモダリティとの画像融合を行い低酸素と線維化や炎症活動性との対比を行った。腫瘍分野での先行研究から健常心筋のFMISO集積は非常に低いことが判明している。FMISOの集積自体は炎症を反映したFDG集積に比して弱いものの、当院での別の研究データから得られた健常心筋のSUV値よりも有意な高値 (SUVmax 2.5-3.0。健常では 1.5未満)であり、心臓MRIとFMISO画像との対比からは線維化と低酸素状態の関連を同定できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
引き続き症例の登録を続ける。検査プロトコールがやや長く設定されているため、ある程度症例が蓄積した段階で、PET画像の検証を行い、最適な撮像タイミン グを検証する。それにより患者負担を減らすことができ、臨床研究としてより侵襲性が低下する。
PET集積値の定量評価やパトラック解析、コンパートメントモデル解析に時間がか かっている。
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