研究課題/領域番号 |
19K08142
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
三浦 富智 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (20261456)
|
研究分担者 |
葛西 宏介 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (50400148)
有吉 健太郎 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50462750)
山城 秀昭 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60612710)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 放射線生物影響 / 慢性炎症 / 糖尿病 / バイスタンダー効果 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病と放射線被ばくは共に炎症を引き起こすが、糖尿病に由来する炎症と、放射線被ばくに由来する炎症の相乗/相加的影響は不明であり、特に、晩発性の影響については知見が乏しい。そこで、本研究では、2型糖尿病モデルマウスに非致死線量のX線を照射し、慢性炎症である「糖尿病」と急性から慢性の炎症を引き起こす「放射線被ばく」の二重ストレスによる糖尿病性病変、白内障、糖代謝機能および消化管障害における相乗的または相加的影響を解析する。さらに、放射線照射後の2型糖尿病マウスの精巣および精子を解析し、放射線被ばくによる顕著な精巣退縮のメカニズムを明らかにする。
|
研究実績の概要 |
シンガポール国立大学に所属する研究協力者と連携し、これまでの採取した二型糖尿病マウスモデルの資料を用い、病理組織学的解析を行った。造血組織に含まれる脾臓では、放射線線被ばくにより、脾臓髄質周囲を取り囲む細胞群の蓄積に変化が認められる。また、精巣の成熟が二型糖尿病マウスで著しく低下している要因を解析中である。 肥満マウスにおける末梢血リンパ球における染色体異常頻度の上昇と放射線感受性との関連に注目し、研究を進める予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
海外から輸入となるモデルマウスの確保が複数年困難であったため、これまで作成したマウス試料の解析にとどまった。
|
今後の研究の推進方策 |
海外から輸入となるモデルマウスの確保が複数年困難であったため、国内生産モデルマウスに切り替えて研究を実施せざるを得ないと判断した。研究延長が認められ次第、国内生産モデルを利用して研究を実施する。
|