研究課題/領域番号 |
19K08166
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高尾 聖心 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (10614216)
|
研究分担者 |
田村 昌也 北海道大学, 大学病院, 助教 (40504775)
松浦 妙子 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (90590266)
清水 伸一 北海道大学, 医学研究院, 教授 (50463724)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 陽子線治療 / DVH予測 / 治療計画 / 放射線治療計画 / adaptive陽子線治療 / 適応放射線治療 |
研究開始時の研究の概要 |
陽子線治療において、どのような治療が達成可能かを予測する手法を開発する。治療はdose-volume histogram(DVH)によって評価されるため、DVHを予測することは治療の事前評価、また治療期間中に意図した通りの治療が実施できているかの判断等に有用である、本研究では陽子線治療におけるDVH予測手法を開発し、治療における種々の判断の高度化への応用の可能性を検証する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、陽子線治療における非等方的な線量分布を考慮したDose Volume Histogram(DVH)予測手法を構築し、その予測精度を改善するための類似症例選択手法を用いたモデルを開発した。実際に治療された前立腺癌症例を用いた検証から、通常の平均パラメータモデルに対し標的とリスク臓器との幾何学的配置の指標を用いた類似症例選択手法を適用することにより、陽子線治療におけるDVH予測精度が改善することが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
陽子線治療において高精度なDVH予測が可能になれば、個々の患者に対しての治療効果予測に基づく治療法の選択、予測と実際の治療経過の差異を検出することによる高精度Adaptive治療の実現等、治療期間中のより高度な意思決定と個々の患者に対する最適な治療の提供が可能になると期待される。また、治療計画の質の向上・均てん化にも寄与すると考えられる。
|