研究課題/領域番号 |
19K08183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
富田 夏夫 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (60643781)
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研究分担者 |
芝本 雄太 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (20144719)
大佐賀 智 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (60790772)
小澤 良之 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90569005)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高精度放射線治療 / 定位照射 / 照射間隔 / 再酸素化 / 低酸素癌細胞 / 酸素癌細胞 / 定位放射線治療 / 分割照射 / 放射線生物学 |
研究開始時の研究の概要 |
定位照射は大線量を少数回で治療することが特徴であり、至適照射間隔を明らかにすることが急務である。放射線治療抵抗性である腫瘍内の低酸素癌分画の変化を調査した我々の基礎実験の結果から、定位照射は連日行うより、2-3 日間隔を開けて行うほうが、より有効に再酸素化を利用でき、治療効果が高まる可能性がある。本研究では転移性脳腫瘍を対象に、定位照射の週2回法と連日照射法の無作為化比較試験を行い、定位照射の最適な照射間隔を明確にすることを試みる。
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研究成果の概要 |
低侵襲で治療効果の高い、高精度放射線治療である定位照射は、毎日小線量ずつ照射する従来法の線量分割とは大きく異なるため、至適照射間隔を明らかにすることが急務であった。私たちはこれまでの基礎実験から、定位照射は連日行うより、2-3日間隔を開けて行うほうが、より有効に再酸素化を利用でき、治療効果が高まる可能性があると考えた。本研究では、転移性脳腫瘍を対象に、定位照射の週2回法と連日照射法の無作為化比較試験を行い、定位照射の最適な照射間隔を明確にすることを試みた。プロトコールはIRB承認され、2022年9月より試験を実施中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、転移性脳腫瘍や早期肺癌に対して定位照射が急速に普及してきており、その他の悪性腫瘍に対しても適応が拡大している。定位照射は、従来の照射に比べ精度が特に高く、またその線量集中制により正常組織への線量を抑えた治療である。この低侵襲で治療効果の高い、高精度放射線治療である定位照射は、1回あたり大線量を少数回で治療することが特徴である。しかし毎日小線量ずつ照射する従来法の線量分割とは大きく異なるため、至適照射間隔を明らかにすることが急務であった。本研究により、この定位照射における最適な照射間隔が明らかになることが期待され、今後の臨床のおいて重要なエビデンスとなる可能性がある。
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