研究課題/領域番号 |
19K08203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
荒木 不次男 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (00295148)
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研究分担者 |
大野 剛 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 助教 (20646971)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血管内治療 / 皮膚線量 / 面積線量計 / モンテカルロ計算 / 被ばく線量 / IVR / 被ばく低減 / 診断用X線エネルギー |
研究開始時の研究の概要 |
血管内治療(Interventional Radiology: IVR)の増加に伴い,放射線被ばくによる皮膚障害が報告されている.この防止には,IVR手技中に皮膚線量の被ばくリスクを把握する必要がある.本研究では,研究代表者がこれまで開発した診断用X線エネルギーの吸収線量計測法を用いて,皮膚線量の標準計測法を確立し,IVR手技中の皮膚線量リアルタイムモニタシステムの開発とモンテカルロ計算による体内線量分布の可視化から照射条件を適正化し被ばく低減を図る.
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研究成果の概要 |
本研究では,血管内治療(Interventional Radiology: IVR)における皮膚線量の直接計測,およびIVRに内蔵された面積線量計による皮膚線量の推定から皮膚線量モニタシステムの開発を行った.具体的には,以下の項目について研究した.(1)水等価固体ファントムを用いた皮膚線量の簡便な直接計測法の確立,(2)各社IVR装置による治療部位(頭部,腹部)の皮膚線量計測と線量比較,(3)面積線量計による皮膚線量の推定,(3)各社IVR装置のX線ビームモデリングによる表面線量の推定,(5)蛍光ガラス線量計と光刺激蛍光線量計による皮膚線量の評価
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内治療(Interventional Radiology: IVR)における皮膚線量の簡便で直接測定による標準計測法を確立し,IVR手技中の皮膚線量リアルタイムモニタシステムを開発する.また,各IVR装置による治療部位の皮膚線量計測とモンテカルロ計算による体内線量分布の可視化から照射条件の適正化を行い,被ばく低減を図る.
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