研究課題/領域番号 |
19K08229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
村山 貞之 琉球大学, 医学部, 非常勤講師 (60239548)
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研究分担者 |
長尾 充展 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60533081)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肺動脈 / ファロー四徴症 / 4D flow MRI / 渦琉 / 肺高血圧症 / 右心機能低下 / 渦度 / 4D flow MRI / 4d flow MRI / 4D-PC-MRI / 血管壁剪断応力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、肺動脈4D-PC-MRIによる肺高血圧の評価法の確立である。この方法を用いれば肺動脈内を流れる血流の像を流れる像を可視化できる。しかも、既に先行研究で、血管内の血流は、順行性血流、逆行性血流、渦流の検出ができることがわかっている。また、エネルギーlossや血管壁剪断応力が計測できることが判明しているが、肺動脈に利用して肺高血圧の程度や治療効果の評価に用いている研究は少なく、この研究による解析が期待できる。
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研究成果の概要 |
4D flow MRIは、血管の順行性・逆行性血流、渦流の検出、血管壁剪断応力などの計測が可能だが、肺動脈に利用した研究は少ない。4D flow MRIを用いて、ファロー四徴症(TOF)修復術後患者を評価するための新しい血行力学的パラメータとして、主肺動脈における渦流の積分であるcirculationを調査した。TOFを有する20人の患者に4D flow MRIを施行し、circulation、右心機能と肺動脈弁逆流との関係を評価した。75%に4D flowで主肺動脈に異常な渦形成を認め、circulationに右心機能と相関が見られたことから、右室機能障害を反映する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近開発された4D flow MRIでは渦流の検出だけでなく、血管壁剪断応力の低下の数値化など血管内血流の評価の有用性が報告されてきているが、肺動脈に4D flow MRIを活用した研究報告は少なく、本研究ではファロー四徴症(TOF)修復術後患者の評価での有用性を検証できた。本研究結果は一流科学雑誌のScientific Reports 20221 Jun 2; 11(1):11623に掲載された。またこれまで継続してMRIによる肺血流評価をテーマとした研究成果を国内外へ発表してきた実績から、第55回福岡胸部放射線研究会および第13回呼吸機能イメージング研究会において招待講演の機会を得た。
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