研究課題/領域番号 |
19K08245
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
齋藤 昌利 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451584)
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研究分担者 |
埴田 卓志 東北大学, 大学病院, 講師 (30400360)
星合 哲郎 東北大学, 大学病院, 講師 (10569560)
渡邊 真平 東北大学, 大学病院, 助教 (70509413)
佐藤 信一 東北大学, 大学病院, 助手 (30770359)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 妊娠ヒツジ / 人工子宮 / 人工胎盤 / 胎児手術 / ヒツジ / 胎児治療 / 先天性横隔膜ヘルニア / 腹壁破裂 / 横隔膜ヘルニア |
研究開始時の研究の概要 |
「いかなる新生児も後遺症無く生存させる」この命題は新生児医療が発展した現在においても周産期医療全体の最大の課題である。我々はこの命題に挑むべく、ヒト胎盤循環を模した体外式呼吸循環補助装置である「人工子宮・人工胎盤システム」をヒツジ胎仔を用いた実験で研究開発し、数々の成果を挙げている。 そこで、この「人工子宮・人工胎盤システム」を用いたさらなる挑戦として、妊娠中に子宮内で増悪する胎児形態異常疾患を想定し、人工子宮・人工胎盤管理下で胎児治療を試みたいと考えた。本研究は、ヒツジ胎仔を用いて人工子宮・人工胎盤管理下で胎仔の開腹手術を行い、その可能性と安全性について評価する研究である。
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研究成果の概要 |
妊娠ヒツジを用いて人工胎盤・人工子宮システム上での胎児外科的治療の安全性を検討するため、現状行われている子宮内での胎児の腹部外科手術を模した群(コントロール群)と、人工胎盤・人工子宮システム上で胎児の腹部外科手術を行う群(人工子宮・人工胎盤群)を設定し、それぞれ5例ずつ施行し比較解析を行った。 人工胎盤・人工子宮システム上で胎児腹部外科手術を行った群(人工子宮・人工胎盤群)では、子宮内で胎児の腹部外科手術を行った群(コントロール群)に比べて、より安全に手術を行えることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎児の形態異常症に対する外科的治療は、妊娠中に子宮内で行う方法か、出生後に行う二択しかないが、妊娠中に子宮内で行う場合は、早産や子宮内胎児死亡などのリスクが非常に高く一般的であるとは言い難い。また、出生後に行う場合にも麻酔や手術中の人工換気などの観点から、妊娠満期まで妊娠を継続し胎児を成長させる必要があり、最適な治療時期を逃してしまう可能性が高い。 本研究で得られた成果は、胎児の形態異常症に対して全く新しい安全な外科治療方法の一つになり得、今まで救命できなかった胎児を救命できる可能性がある。
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