研究課題/領域番号 |
19K08295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
廣野 恵一 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (80456384)
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研究分担者 |
森 寿 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (00239617)
長谷川 英之 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (00344698)
高崎 一朗 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (00397176)
西田 尚樹 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (10315088)
伊吹 圭二郎 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (20566096)
市田 蕗子 富山大学, 事務局, 学長補佐 (30223100)
畑 由紀子 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (30311674)
小澤 綾佳 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (40596540)
長岡 亮 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (60781648)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 心筋症 / 心筋緻密化障害 |
研究開始時の研究の概要 |
心筋緻密化障害は、心室壁の過剰な網目状の肉柱形成と深い間隙を特徴とする心筋症である。しかしながら、病態の多くが不明であり、根本的な原因究明が急務である。今回の我々の目的は、TBX5 遺伝子の一塩基変異を起点に分化・成熟過程に関連する分子が次々と障害され心筋緻密化障害が起こるという仮定に基づき心筋緻密化障害の病態とTBX5の新たな機能を解明することである。TBX5 遺伝子の一塩基変異による機能障害を検証するために、TBX5のレポーターアッセイ、患者由来iPS細胞の発現プロファイル解析によりTBX5の下流経路の障害を検証する。
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研究成果の概要 |
心筋緻密化障害は、心室壁の過剰な網目状の肉柱形成と深い間隙を形態的特徴とする心筋症であり、病態の多くが不明である。非T-boxドメイン領域のTBX5 遺伝子変異により心筋の発生段階における分化・成熟過程に関連する遺伝子発現プロファイルが次々と変化し、関連するタンパク質の増加・減少する結果、心筋緻密化障害が起こるという仮説を検証した。本研究によりTBX5のT-boxドメインおよび非T-boxドメインを介した経路の解明と双方の相互関係について解明できた。つまり、TBX5遺伝子の心筋の発生段階における分化・成熟過程に関連する新たな役割を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TBX5遺伝子の心筋の発生段階における分化・成熟過程に関連する新たな役割を明らかにすることができた。また、遺伝子変異に起因する疾患発症機序の解明に向けた分子遺伝学的アプローチの手法が確立できた。
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