研究課題/領域番号 |
19K08326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
大曽根 眞也 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60708717)
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研究分担者 |
細井 創 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (20238744)
家原 知子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20285266)
今村 俊彦 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30444996)
柳生 茂希 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10572547)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CAR-T細胞療法 / KMT2A再構成 / 急性リンパ性白血病 / ピギーバックトランスポゾンベクター / CD19 / FLT3 / CAR-T細胞 / CAR-T療法 |
研究開始時の研究の概要 |
乳児期発症の、KMT2A(MLL)遺伝子再構成を伴う急性リンパ性白血病(ALL)の予後は、いまだ不良である。近年、難治性白血病に対する新たな治療としてCAR-T細胞療法が注目されている。そこで我々は、KMT2遺伝子再構成を伴うALLに対する、新規のCAR-T細胞を作成して、その効果を培養ALL細胞やマウスモデルを用いて検討し、この予後不良なALLに対する新たな治療法の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
KMT2A遺伝子再構成をもつ急性リンパ性白血病(KMT2A-R ALL)は、乳児に好発して現在でも予後不良である。我々は、KMT2A-R ALLに対する新規治療として、CD19とFLT3を同時に認識して殺細胞効果を示すdual CAR-T細胞の開発を試みた。ピギーバックトランスポゾンベクターを用いて作成したdual CAR-T細胞は、CD19やFLT3陽性のALL細胞に対して、抗原特異的な殺細胞効果を示した。我々が開発したdual CAR-T細胞が、KMT2A-R ALLに対する新規治療として有効である可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、現在でも予後不良であるKMT2A再構成をもつ急性リンパ性白血病(KMT2A-R ALL)に対する新たな治療として、CD19とFLT3をどちらも認識できる新たなCAR-T細胞(dual CAR-T)を作製した。私たちが作成したdual CAR-T細胞を、KMT2A-R ALL細胞と共に培養したところ、dual CAR-T細胞はALL細胞を殺傷することができた。Dual CAR-T細胞治療は、KMT2A-R ALLに対する新規治療として有望である。
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