研究課題/領域番号 |
19K08329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
武内 俊樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60383741)
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研究分担者 |
奥野 博庸 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70445310)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | PDGFRB / 頭蓋縫合早期癒合症 / 疾患モデル動物 / 血小板由来成長因子 / 過成長症候群 / 過成長 / 動脈瘤 / 冠状動脈瘤 / 脳動脈瘤 / 血小板由来成長因子受容体 / 小崎過成長症候群 / 白質病変 / 血管障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、新規ヒト疾患である血小板由来成長因子(PDGFRB)関連過成長症候群患者から樹立した疾患特異的iPS細胞を治療標的細胞 (周皮細胞・血管内皮細胞、骨細胞、神経幹細胞、神経堤細胞等) に分化誘導し、「どの経口チロシンキナーゼ阻害薬が、どの標的細胞に対して、どの程度治療効果を持つか」を明らかにし、最適な治療戦略を選択するためのエビデンスを得ることを目指す。分子遺伝学的アプローチに加えて、人類遺伝学的アプローチとして、国際標準の表現型記載により本疾患の表現型スペクトラムを明確に定義する。
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研究実績の概要 |
血小板由来成長因子(Platelet-Derived Growth Factor Receptor β: PDGFRB)の機能獲得型変異による新規ヒト過成長症候群(OMIM#616592)の病態解明をPdgfrbの点変異を持つ疾患モデルマウスを作成して継続している。本疾患患者では、過成長(高身長)の他に、本研究を通じて進行性の血管病変を生じることが明らかとなっているが、その他に頭蓋縫合早期癒合症を呈することが近年明らかになってきている。そこで、別の症候性頭蓋縫合早期癒合症であるTWIST1の異常によって発症するSaethre-Chotzen症候群(OMIM#101400)の疾患モデルマウスで、近年確立された頭蓋顔面表現型の定量解析法を参考にして、本疾患のモデルマウスについても頭蓋顔面を中心に骨格系の表現型解析を進めている。具体的には、モデルマウスの頭部を高線量放射線で撮像した高解像度CT画像を、専用ソフトウェアを用いて三次元で再構築した。頭蓋骨上の解剖学的ランドマークを決め、各ランドマーク間の距離を複数回計測することで、空間的な変形の度合いを定量評価している。このほかには、頭蓋容積、頭蓋底の形状、歯の咬合、骨密度などについても定量的な解析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究で開発した疾患モデルマウスの頭蓋顔面の表現型の定量解析を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
疾患モデルマウスの頭蓋顎顔面の表現型を明らかにしつつ、PDGFRBのシグナル伝達系に作用する薬剤による治療可能性の研究を推進する。
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