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中枢神経機能障害に着目した福山型筋ジストロフィーの治療法開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K08346
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関鳥取大学

研究代表者

岡崎 哲也  鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30465299)

研究分担者 檜垣 克美  鳥取大学, 研究推進機構, 准教授 (90294321)
難波 栄二  鳥取大学, 研究推進機構, 教授 (40237631)
足立 香織  鳥取大学, 研究推進機構, 助教 (50609237)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード福山型筋ジストロフィー / fukutin / 知的障害
研究開始時の研究の概要

福山型筋ジストロフィー(FCMD)症例は、筋症状だけでなく知的障害を認める。筋組織ではmTOR経路の異常があると考えられているが、中枢神経系でのmTOR経路の関与は不明である。本研究の目的は中枢神経症状へのmTOR経路異常の関与を解明し、治療法の開発に結びつけることである。方法は原因遺伝子のfukutin機能を失った疾患モデル神経細胞、中枢神経系のfukutin機能を失ったマウスを用いて大脳皮質形成異常を含む中枢神経障害の分子機構の解明、治療候補薬の効果の確認を行う。得られる知見はFCMDの中枢神経症状だけでなく、知的障害全体の治療研究に大きく貢献できると考えられる。

研究成果の概要

福山型筋ジストロフィー(FCMD)では中枢神経症状が知られている。FCMD疾患モデルマウスの筋組織ではmTOR経路の障害が生じていると考えられ、mTOR阻害剤投与により、筋の組織学的改善を示したとの研究報告がある。FCMDの中枢神経障害にもmTOR経路異常が関与している可能性があり、本研究の目的は中枢神経症状へのmTOR経路異常の関与を解明し、治療法の開発に結びつけることとした。SH-SY5Y細胞のFKTN遺伝子をsiRNAでノックダウンし解明を試みたが免疫染色以外の方法での実証ができなかった。中枢神経系での異常がない可能性の他、モデル細胞等実験対象の問題も課題として挙げられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

中枢神経ではなく筋組織でmTOR異常を示した報告は新たにみられている(Experimental Physiology. 2020)。今回、福山型筋ジストロフィーの中枢神経症状におけるmTOR異常の関与につき細胞実験での実証を試みるも確認ができなかった。これまでの実験を踏まえ、モデル細胞等実験対象の検討が課題として挙がると考えている。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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