研究課題/領域番号 |
19K08367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
太田 亮介 金沢大学, がん進展制御研究所, 研究協力員 (40767935)
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研究分担者 |
源 利成 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (50239323)
澤田 武 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (60345626)
山本 英一郎 札幌医科大学, 医学部, 訪問研究員 (60567915)
佐々木 泰史 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70322328)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸癌 / 大腸鋸歯状腺腫 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、RNAシーケンスを用いた発現プロファイルの解析と融合遺伝子の探索により、大腸鋸歯状腺腫(Traditional serrated adenoma, TSA)を前癌病変とする発癌経路の分子機構の解明を行う。具体的には、TSAの遺伝子発現プロファイルを、従来報告されている予後不良の高悪性度進行癌の発現プロファイルと比較、また鋸歯状病変同士で比較することにより、TSAの発癌経路を確立する。
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研究成果の概要 |
発現解析に適した病変が得られなかったため、大腸鋸歯状病変において、癌関連遺伝子の遺伝子変異・メチル化解析と、免疫組織化学を行なった。 遺伝子変異プロファイルの違い、メチル化された遺伝子の違いによって、管状腺腫を前癌病変とする発癌経路(腺腫癌連関)、無茎性鋸歯状病変を前癌病変とするserrated-neoplasia経路とは異なる、traditional serrated adenoma(TSA)を前癌病変とする第3の大腸発癌経路(alternative serrated pathway)の存在が示された。また、TSAを前癌病変とする発癌経路が複数存在することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、詳細には明らかにされていなかったtraditional serrated adenoma(TSA)を前癌病変とする第3の大腸発癌経路(alternative serrated pathway)の存在が示された。また、TSAを前癌病変とする発癌経路が複数存在することが示唆された。さらに、大腸鋸歯状病変の組織学的分類に際しての、SMOC1遺伝子メチル化の重要性が示された。今回の研究成果が、TSAが前癌病変だと想定されている化学療法抵抗性で予後が悪い大腸癌の治療開発に貢献することが期待される。
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