研究課題/領域番号 |
19K08445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
佐藤 康史 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (80343383)
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研究分担者 |
三好 人正 徳島大学, 病院, 診療支援医師 (00814625)
高山 哲治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10284994)
岡本 耕一 徳島大学, 病院, 講師 (60531374)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 膵臓癌 / 膵癌 / exosome / miRNA / 脂肪細胞 / 癌関連脂肪細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
膵癌は脂肪組織に囲まれていることから、その悪性化に脂肪細胞が分泌するmiRNAが膵癌の制御に重要な役割を果たす可能性が考えられる。そこで、癌関連脂肪細胞(CAA)の上清中に分泌された細胞間・臓器間のコミュニケーションを担うexosomeに着目し、これが含有するmiRNAの膵癌悪性化に関わる役割を検討する。
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研究成果の概要 |
我々は,癌関連脂肪細胞(CAA)が膵癌細胞のSAA-1発現を高め悪性化に重要な役割を果たすことを報告してきた。しかし、その機序については明らかではなかった。そこで本研究では様々な癌関連遺伝子発現の制御を特異的に行うmiRNAに着目し、CAAから分泌されるexosomeが含有するmiRNAのバイオインフォマティクス解析を行った。その結果CAAから産生されたmiRがexosomeを介して膵癌に導入されSOCS7発現を抑制することによりSAA-1発現を上昇させる機序が明らかになった。以上よりmiRが膵癌に対する新規のバイオマーカーや分子標的薬の候補となり得る可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりexosome中のmiRNAプロファイルを明らかにできればliquid biopsyによる膵癌特異的な診断モダリテイーやCAA側を標的とした全く新規の膵癌治療法の開発を行うための研究基盤が得られ、極めて難治である膵癌の診断、治療に大きな革新をもたらすことが期待でき、その臨床的意義は極めて大きいと考えられる。
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