研究課題/領域番号 |
19K08485
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 (2021) 新潟大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
古内 亮 順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤助教 (60750073)
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研究分担者 |
清水 逸平 順天堂大学, 医学部, 准教授 (60444056)
南野 徹 順天堂大学, 医学部, 教授 (90328063)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Sirt1 / ポリフェノール / 老化細胞除去 / 細胞老化 / 褐色脂肪 / 老化 / SIRT1 / Senolysis / 血管内皮 / 細胞除去 / 血管 / 食品成分 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題において活発な代謝臓器である褐色脂肪の細胞老化に着目し、細胞老化抑制もしくは選択的細胞老化除去による褐色脂肪恒常性制御機構の確立に挑む。褐色脂肪の恒常性維持に不可欠な器官である毛細血管ネットワークに着目し、血管内皮細胞の細胞老化を制御することで褐色脂肪機能を維持し、肥満に伴う全身の代謝不全を抑制できるか検討する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、活発な代謝臓器である褐色脂肪組織が血管内皮細胞の長寿遺伝子として知られるSIRT-1を介して血管ネットワークの恒常性を維持し全身の代謝機能を制御している可能性が示唆された。その治療・予防法の開発を試み、血管内皮細胞のSIRT-1の活性化を介し細胞老化の進行を抑制する方法及び、選択的に老化した内皮細胞を除去する方法が、糖尿病や肥満の治療に役立つ可能性が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題において、褐色脂肪組織の血管内皮細胞の細胞老化を制御し毛細血管ネットワークの恒常性を維持することで、肥満症及び糖尿病の予防や治療につながることを示し、次世代の治療法や治療概念の開発につながる研究成果となったと考える。細胞老化は加齢だけではなく肥満や生活習慣などのストレスから病気の前段階から始まっていると考えられており、老化疾患に対する先制医療の確立という意味においても重要な研究となると考える。
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