研究課題/領域番号 |
19K08492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
久木留 大介 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (10555759)
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研究分担者 |
瀬ノ口 隆文 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任講師 (00530320)
松村 剛 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (20398192)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 酸化ストレス / ミトコンドリア / 動脈硬化 / ミトコンドリアROS / MnSOD / 糖尿病 / ROS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はヒト大動脈血管内皮細胞 (HAEC)および申請者らが独自に作製した血管内皮特異 的にMnSODを発現し、mtROSによる影響を除去するeMnSODTgマウス (BBRC 2008)を用い、 in vitro研究、in vivo研究の両面から、糖尿病大血管合併症の発症機序を解明することにより、 血管内皮細胞のmtROS産生増加を抑制すること、転写因子Nrf2を制御することが糖尿病大血 管合併症の新規治療法となりうることを証明したいと考えている
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研究成果の概要 |
①高脂肪食負荷マウスと比較して高脂肪食負荷マウスに血管内皮特異的にMnSODを過剰発現させたマウスでは大動脈弁輪部および大動脈での動脈硬化病変の減少を認めた。②高糖濃度刺激では正常糖濃度群に比し、ヒト大動脈内皮細胞(HAEC)でミトコンドリア由来活性酸素(mtROS)産生増加を認めるが、NRF2遺伝子の発現は増加を認めなかった。 本研究により、高脂肪食負荷マウスでは血管内皮特異的にMnSODを過剰発現することで動脈硬化を抑制することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病大血管合併症は、糖尿病患者のQOLや健康寿命低下に多大な影響を及ぼすと考えられる。mtROSと動脈硬化発症の関連を明らかにすることは、糖尿病患者のQOLや健康寿命改善に寄与しうると考えられる。
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