研究課題/領域番号 |
19K08533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
渡邉 哲 山形大学, 医学部, 准教授 (40359568)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大動脈弁狭窄症 / 石灰化 / Sirt-1 / Shear stress / 長寿遺伝子 / 早期細胞老化 / 石灰化大動脈弁狭窄症 / 炎症 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢人口の増加に伴い心不全患者が急増しており、その重要な原因の1つに大動脈弁狭窄症(AS)の増加が挙げられる。 ASの危険因子は動脈硬化と共通するが、ASの半数は動脈硬化を合併せず、脂質低下療法を含めAS進行抑制に有効な薬物療法がない。 長寿遺伝子として知られるSirt-1は加齢が関与する疾患の発症抑制に関与することが報告されている。しかしASの進行とSirt-1の関係は未だ不明である。 本研究では、石灰化AS発生抑制におけるSirt-1の役割を、細胞実験及び動物実験を用い解明し、新しい治療法の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
人口の高齢化により大動脈弁狭窄症が増加しているが有効な薬物療法はない。長寿遺伝子Sirt-1は加齢が関与する疾患の発症抑制に関与する。しかし大動脈弁狭窄症とSirt-1の関係は十分に検討されていない。本研究では、ブタ大動脈弁間質細胞を用い、大動脈弁石灰化にSirt-1の果たす役割を検討する。さらに我々が開発したマウス大動脈弁ワイヤー傷害石灰化大動脈弁狭窄症モデルを用いて、傷害大動脈弁におけるSirt-1の発現と大動脈弁石灰化について検討する。さらにSirt-1活性化薬の投与により組織修復を促進させ、大動脈弁尖のリモデリング抑制、大動脈弁圧較差の減少および石灰沈着の抑制が生じるか検討を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢人口の増加に伴い心不全患者が急増しており、その重要な原因の1つに大動脈弁狭窄症(AVS)の増加が挙げられる。AVSの危険因子は動脈硬化と共通するが、脂質低下療法を含めAVS進行抑制に有効な薬物療法がない。長寿遺伝子Sirt-1は加齢が関与する疾患の発症抑制に関与することが報告されているが、AVSの進行とSirt-1の関係は未だ不明である。本研究では、Sirt-1がAVSの進展抑制に果たす役割を明らかにする。Sirt-1活性化薬がAVS進展を抑制するか検討し、新しい治療法確立を目指す。
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