• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

miRNAを用いた効率的な心筋ダイレクトリプログラミング法の確立と分子基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K08562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

三井 薫  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (40324975)

研究分担者 小戝 健一郎  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (90258418)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード心筋細胞 / ダイレクトリプログラミング / miRNA / 再生医療 / アデノウイルスベクター
研究開始時の研究の概要

ダイレクトリプログラミング法は、再生医学領域でその有効性が期待されている一方で、誘導効率の低さが実用化の大きな壁となっている。我々は、多能性幹細胞から目的細胞へ分化する際の経時的な遺伝子発現変化を解析することにより、直接分化誘導を促進する新たな因子を見出すことが出来るのではないかと考え、これまでにヒトES細胞の心筋分化系において、心筋前駆細胞および拍動心筋細胞を単離・解析し、分化段階特異的なマイクロRNA (miRNA)を得た。本研究では、得られた複数の心筋特異的miRNAの中から、心筋リプログラミング促進因子の同定を行い、心筋直接分化誘導の効率化とその分子基盤の解明を目指した研究に取り組む。

研究成果の概要

心筋直接分化誘導法の再生医療での実用化の大きな壁誘はその導効率の低さである。我々はこれまでに、新たな心筋分化促進因子を見出すため、心筋分化時の経時的な遺伝子発現変化を解析し、分化段階特異的に発現上昇するmiRNAを得た。
本研究では、得られた心筋特異的miRNAによる心筋直接分化誘導の効率化とその分子基盤の解明を目指し研究に取り組んだ。線維芽細胞へ導入したところ、心筋関連遺伝子の発現が上昇するmiRNAが複数得られたが、心筋直接分化誘導を効果的に促進するまでには至らず、候補因子の絞り込みが予想以上に挑戦的な課題であった。今後はmiRNAの組み合わせなどを検討し、引き続き探索を進めていく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本における心不全患者、特に急性心筋梗塞からの心機能低下による慢性心不全への移行は大きな問題となっており、治療法の開発が必要とされている。近年開発されたダイレクトリプログラミング法では、心筋分化促進因子を心臓へ導入することにより体内で体細胞から心筋細胞へ直接分化を促す”医薬”となり得ることから、心不全の治療法としても大きな期待が持たれているが、分化誘導効率の低さが実用化の大きな壁となっている。従って、生体内外における分化転換効率を充分に高める因子を探索する基礎研究を推進することが、ダイレクトリプログラミング法を用いた迅速な急性心筋梗塞治療、さらには心機能回復治療の発展につながる。

報告書

(3件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Optimization of Adenoviral Gene Transfer in Human Pluripotent Stem Cells2021

    • 著者名/発表者名
      Mitsui K., Takahashi T., Ide K., Matsuda E., Kosai K.
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun.

      巻: 541 ページ: 78-83

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2021.01.009

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi