研究課題/領域番号 |
19K08567
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
井澤 英夫 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80402569)
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研究分担者 |
成瀬 寛之 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50319266)
藤原 稚也 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (60644870)
林 睦晴 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (70426500)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 循環器内科学 / 心不全 / マイクロRNA / 運動療法 / 心臓リハビリテーション / 循環器内科 / 循環器 / 運動 / リハビリテーション / サルコペニア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、運動療法前後で変化する末梢静脈血液中miRNA発現の網羅的解析および定量的解析を行う。運動療法との関連が同定されたmiRNAについて複数の代表的アルゴリズムを用いてターゲットとなる遺伝子 (mRNA) の絞り込み行い、運動療法と同じ効果を得ることができる薬物開発のターゲットとなる候補遺伝子の同定を目指す。
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研究成果の概要 |
世界に類を見ない速度で高齢化が進行している我が国では高齢心不全患者が爆発的に増えている。心不全の入院予防には運動療法が有用であるが高齢患者では運動が難しいことも多く、運動療法と同じ効果を有する新薬の開発が望まれている。今回、私たちは、まず入院した心不全患者のフレイルの状況を調査して、予後規定因子の探索および運動療法の有効性とその分子メカニズムの解明を目的に研究を行った。今回の研究で私たちは心不全の予後と関連する新しい血清バイオマーカーを確立した。また、心不全患者の半数以上がフレイルであることを明らかにした。さらに、運動療法が入院を減らすこと、また、血清中でmiRNAが変化することを見いだした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心不全の有病率は高齢になるほど増加するため、世界に類を見ない速度で高齢化が進行している我が国では、今後、高齢心不全患者が爆発的に増えることが予想されている。すでに心不全患者の73%が75歳以上の高齢患者であると報告されていて、今後も心不全患者数はさらに増加することが予想される。運動療法は心不全の入院を予防することに効果があるが、高齢の患者では運動療法が困難な患者も多い。したがって、運動療法と同じ効果を有する新薬の開発が望まれている。今回の研究から運動療法の有効性が明らかとなり、運動療法の分子メカニズム解明の一端となる結果を報告した。
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