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心房細動アブレーション後の抗Xa阻害薬投与の意義に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K08576
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関福井大学

研究代表者

夛田 浩  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70270957)

研究分担者 宮崎 晋介  福井大学, 学術研究院医学系部門, 特命准教授 (60787711)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード第Xa因子阻害薬 / 心房細動 / カテーテルアブレーション / 抗Xa阻害薬 / アブレーション
研究開始時の研究の概要

心房細動は脳梗塞の原因になる不整脈ですが、内科的なカテーテル手術により不整脈を治療することが可能です。治療後も脳梗塞リスクの高い患者さんは抗凝固薬が継続されますが、近年抗凝固薬の一部は炎症や心房のリモデリングに関与することが動物実験で分かってきました。本研究の目的は、心房細動に対するカテーテル治療後の抗凝固薬継続により、抗凝固作用を越えた抗炎症作用やリモデリング抑制作用があるかどうかを臨床的に検討することです。

研究成果の概要

本研究は、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療後に抗凝固薬である第Xa因子阻害薬を継続投与することの意義を、その抗凝固作用による塞栓症リスクの低減のみでなく、活性化血液凝固第X因子の抑制による付加的な炎症の抑制・心房のリモデリング抑制・心房細動再発抑制という観点から検討した。結果としては、術後に第Xa因子阻害薬を継続投与することによる付加的な効果を示唆する結果を本研究では認めなかった。また中止群と継続群で塞栓症イベント発症数にも差を認めなかった。今後さらに症例数を増やし、2群間における傾向スコアマッチングによる患者特徴、交絡因子の調整比較を行ったうえでの検討を予定している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

心房細動アブレーション後の抗凝固薬投与の適応に関しては十分なエビデンスがなく、臨床医からのニーズが非常に高いが、第Xa因子阻害薬の付加的な効果という点に着目した研究報告はない。本研究の結果は第Xa因子阻害薬の使用が抗炎症・抗リモデリング・抗動脈硬化作用を持つかどうかを臨床的に明確にでき、抗凝固薬としての薬剤のみならず、他の抗動脈硬化薬を補えるポテンシャルを持つかどうかの解明につながるものと考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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