研究課題/領域番号 |
19K08585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
青野 潤 愛媛大学, 医学部附属病院, 医員 (70512169)
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研究分担者 |
坂上 倫久 愛媛大学, 医学系研究科, 講師(特定教員) (20709266)
濱口 美香 愛媛大学, 医学部附属病院, 医員 (80815928)
山口 修 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90467580)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 大動脈弁狭窄症 / 石灰化 / 網羅解析 / 二次元電気泳動 / 質量分析 / バイオマーカー / 創薬・化合物ライブラリー / 臨床検体(手術・血液・剖検サンプル) / 病態進行鍵分子 / 疾患バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
大動脈弁狭窄症(Aortic stenosis: AS)は重症化すると突然死・急性心不全など致命的転帰をたどる重要な循環器疾患であるが、有効な内科的治療薬は存在せず大動脈弁置換術を実施する他ない。更に、病態進展速度に関する有用なバイオマーカーも存在しない。 そこで本研究ではAS患者の臨床検体(手術・血液サンプル)を網羅的に解析し、 1)ASの病態進行に関わる分子機構解明、2)AS患者血清中の疾患バイオマーカーの同定 を目的とする。 本研究によるASの発症・進展に関わる鍵分子、血清バイオマーカーの解明により、病態発症進展のメカニズムの解明ならびに診断・治療戦略の開発に繋げることができると考えられる。
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研究成果の概要 |
大動脈弁の硬化・石灰化が原因である大動脈弁狭窄症は重症化すると突然死・急性心不全など致命的転帰をたどる代表的な心臓疾患のひとつである。大動脈弁置換術の際に採取した患者の大動脈弁を石灰化部・非石灰化部(正常部+硬化部)に分割し、治療標的分子や病態予測マーカー候補タンパク質の同定を目指してプロテオミクス解析を行った。その結果、両者で明らかに発現量が異なる約50 kDaの分子量を持つタンパク質分子を新たに発見した。このタンパク質分子は非石灰化組織で高発現するものの石灰化部位では消失することから、大動脈弁狭窄症における抗石灰化療法ならびに疾患バイオマーカーの標的分子となる可能性が強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大動脈弁狭窄症(Aortic stenosis: AS)は心臓から全身に血液を送るための出口にある扉が肥厚し固く石灰化し開かなくなる心臓の重症疾患である。重症化すると突然死・急性心不全など命に関わる急激な転帰をたどる。高齢化の進展に伴い患者数は増加傾向にあるが、有効な治療薬は存在せず手術を実施する他ない。この理由はASの発症・進展の主体である、弁組織の変性と石灰化に関わるメカニズムがわからないことに起因する。 ASの発症・進展に関わる分子を発見することで治療戦略の開発に繋げることができると考えられる。
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