研究課題
基盤研究(C)
肺癌の中でも悪性度の高い肺小細胞癌は、進行が極めて早く、脳や骨髄、リンパ節などに転移しやすい神経分化を示す癌であり、放射線治療や化学療法が比較的奏功しやすい癌ではあるが、その臨床的な予後は悪いことで知られ、根治が難しく、その悪性度の高さについての生物学的特徴の解明は十分になされてこなかった。本課題では、肺小細胞癌の生物学的な特徴に着目し、その性質を生かした抗癌剤を開発することを目的としている。