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リンパ脈管筋腫症の病巣形成や病態における細胞外小胞の役割

研究課題

研究課題/領域番号 19K08611
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

瀬山 邦明  順天堂大学, 医学部, 教授 (10226681)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードリンパ脈管筋腫症 / 細胞外小胞 / リンパ管新生 / mTORシグナル / 形質転換
研究開始時の研究の概要

リンパ脈管筋腫症(LAM)では、TSC遺伝子変異によるmTORの過剰な活性化がLAM細胞のクローナルな増殖を来たすことが病因と考えられてきた。しかし、LAM病巣内ではむしろTSC変異陰性LAM細胞が大部分を占めており、TSC変異陽性LAM細胞が何らかの手段により周辺細胞を形態学的・機能的に類似したLAM細胞様に変化させLAM病巣を形成すると考えられるようになった。申請者はTSC変異陽性LAM細胞からの細胞外小胞が病巣周辺のリンパ管内皮細胞や間葉系細胞をLAM細胞へ形質転換させて病巣を形成すると仮説をたて、それを検証するための研究を行う。

研究成果の概要

LAM病態に特徴的な乳び胸水は病態解明に有用な解析対象である。乳び胸水中のエクソソームをヒト胎児線維芽細胞株に添加すると、NOTCH1、RHEBのmRNA発現は1.5~2倍に増加したが、タンパクレベルでの変化は確認できなかった。miRNAの網羅的解析では対照乳び液に比してLAM乳び由来のエクソソームでは5種類のmiRNAの減少を認めたが、血清中miRNAとの関連性やシロリムス治療に伴う変動には定まった方向性は認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

患者診療により得られる病態解明への示唆や臨床検体を研究に生かし、「TSC変異陽性LAM細胞はEVsを分泌し周辺細胞にphenotype transferして病巣を形成する。このメカニズムを明らかにすれば、病態解明と新規治療の開発につながるのではないか?」という学術的問いを解明する、学術的および社会的意義のある研究である。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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