研究課題/領域番号 |
19K08632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
原 弘道 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70398791)
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研究分担者 |
荒屋 潤 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90468679)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | IPF / ミトコンドリアUPR |
研究開始時の研究の概要 |
ミトコンドリアUnfolded Protein Response (UPR)は、細胞内恒常性維持に重要な役割を果たしており、老化関連疾患の病態と関連する可能性が高い。老化関連呼吸器疾患である特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis:IPF)は、傷害蛋白の蓄積、ミトコンドリア傷害が病態形成に重要である。そこで、我々は、ミトコンドリアUPRがIPFの病態に関与している可能性が高いと考えた。本研究では、ヒト肺組織、分離培養細胞(気道上皮細胞、肺胞上皮細胞、線維芽細胞)、マウスモデルを用いて、IPF病態におけるミトコンドリアUPRの役割を明らかとする。
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研究成果の概要 |
ミトコンドリアは傷害蛋白の蓄積、ミトコンドリア傷害に対して、ミトコンドリアUPRと呼ばれる適応反応により細胞内恒常性を維持している。SSBP-1は、ミトコンドリアUPRの重要な調節因子の1つで、核内に移行し、各種シャペロンの転写を促進する。IPF肺組織ではSSBP-1、Sirtuin 3(ミトコンドリアUPRの下流調節因子) 蛋白発現が低下しており、ミトコンドリアUPRは低下していると考えられた。SSBP-1ノックダウンによるミトコンドリアUPR抑制はTGF-β誘導筋線維芽細胞分化を促進した。ミトコンドリアUPR低下は線維化を促進し、IPF病態に関連すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特発性肺線維症(idiopathic interstitial pneumonia:IPF)肺組織では、種々の刺激により傷害された蛋白の蓄積やミトコンドリア傷害に対する適応反応であるミトコンドリアUPR(Unfolded Protein Response)が低下していた。ミトコンドリアUPR低下は線維化を促進し、IPF病態に関連すると考えられた。ミトコンドリアUPRを促進することがIPFの治療の新たな選択肢となる可能性が示唆された
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