研究課題/領域番号 |
19K08655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松尾 顕 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特別研究員 (50735074)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 運命転換 / Club細胞 / 基底細胞 / 扁平上皮化生 / 細胞へ運命転換 / 細胞系譜解析 / 単1細胞遺伝子発現解析 / 扁平上皮細胞 / 脱分化 / 可塑性 / 呼吸器 / 扁平上皮癌 / 肺癌 / 器官形成 |
研究開始時の研究の概要 |
癌の発生母地である扁平上皮化生は、分化細胞が別の分化細胞へ運命転換する現象であるが、その起源細胞及び発生機序は不明瞭である。私達は、マウス生体内で、Notchシグナル標的遺伝子の不活性化により、気管Club細胞が基底細胞へ運命転換することを見出した。そこで、本研究では、Club細胞の基底細胞への運命転換が、扁平上皮化生及び化生病変による発癌(扁平上皮癌)に関与するかを細胞系譜解析と単1細胞遺伝子発現解析を用いて検証することを目的とした。本研究の知見は、恒常性及び発癌(扁平上皮化生及び扁平上皮癌)におけるClub細胞の運命転換の理解と扁平上皮化生予防に着目した新規癌治療の基盤形成につながる。
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研究成果の概要 |
癌の発生母地である扁平上皮化生は、分化細胞が別の分化細胞へ運命転換する現象であるが、その起源細胞及び発生機序は不明瞭である。本研究では、細胞系譜解析とシングルセル遺伝子発現解析を用いて、Notchシグナル標的遺伝子の不活性化により、club細胞が基底細胞へ運命転換することを示した。我々は、誘導された基底細胞 (induced Basal cell、iB cell) の一部の細胞集団が、扁平上皮細胞に発現するKrt4及びKrt13を発現していることを明らかにした。さらに、発癌モデルにて、iB細胞は、扁平上皮様細胞に分化していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の知見は、恒常性及び発癌(扁平上皮化生及び扁平上皮癌)におけるclub細胞の運命転換の理解と扁平上皮化生予防に着目した新規癌治療の基盤形成につながる。
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