研究課題/領域番号 |
19K08665
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
白石 良樹 東海大学, 医学部, 特任講師 (90383736)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | アレルギー性気管支肺真菌症 / 好酸球ETosis / 気道粘液栓 / 動物モデル / 真菌種による感受性の違い / 好酸球 / ETosis / 喘息 / アレルギー性気管支肺真菌症 (ABPM) / ABPMモデル動物 |
研究開始時の研究の概要 |
アレルギー性気管支肺真菌症の病態や発症機序に、好酸球が放出する細胞外トラップがどのように関与しているのか明らかにすることで病態の理解が進み、新たな治療法が開発されることが期待される。 さらに、ABPMと同様に好酸球性による細胞外トラップの関与が疑われる好酸球性副鼻腔炎の治療や、好酸球が関与する喘息重症化の抑制など、関連する他の疾患への応用が可能となることも期待される。
|
研究成果の概要 |
アレルギー性気管支肺真菌症(allergic bronchopulmonary mycosis; ABPM)は、下気道における真菌に対するアレルギーを原因として、繰り返し再発する気道内好酸球性粘液栓により気道閉塞や中枢性気管支拡張をきたす難治性アレルギー疾患である。本研究は、気道内に好酸球ETによる粘液栓が形成されるABPMマウスモデルを作成し、そのモデルを用いて好酸球ET形成をターゲットとしたABPM治療法の有効性検証を目的とする。 マウス好酸球はヒト好酸球に比べ10,000倍程度ETosisを起こしにくいことが明らかとなり、in vitroで気道閉塞する粘液栓の形成は困難であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウスを用いた喘息モデルにおいて、好酸球が炎症を増悪させる悪役として機能していないことは、申請者の過去の報告から明らかになっている(J Allergy Clin Immunol 135(2): 451-460, 2015). 好酸球のETosisは、ABPMの気道粘液栓、好酸球性副鼻腔炎の粘液栓、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の原因とされているが、マウスを用いたモデルでは、好酸球のETosisの感受性の違いからモデル作成は困難であることが明らかとなった。
|