研究課題/領域番号 |
19K08694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
小松田 敦 秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (70272044)
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研究分担者 |
堂前 直 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 副部門長 (00321787)
涌井 秀樹 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (70240463)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膜性腎症 / PLA2R陽性 / PLA2R陰性 / Bucillamine腎症 / 質量分析 / 抗原 / 糸球体 / 特発性 / 続発性 / 自己抗体 |
研究開始時の研究の概要 |
特発性MN症例での抗PLA2R抗体の陽性率は、諸外国では約70-80%と高頻度であるが、本邦症例では我々の検討も含め約35-50%と低頻度である。従って、本邦の特発性MN症例では未知の抗原・抗体系の関与が推定される。本研究の目的は、本邦の特発性MNの病因・病態に関与する新規自己免疫異常を明らかにすることである。更に、自己抗体測定系を確立し、その臨床的意義についての検討も行う。新たな血清診断法を確立できれば、特に腎生検が困難な高齢者MN症例の診療に寄与できる。また、新たな治療法の開発に繋げることもでき、関連分野への波及効果は大きい。
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研究成果の概要 |
原発性膜性腎症(pMN)と薬物誘発性二次性(sMN)の糸球体蛋白質の相違をレーザーマイクロダイセクションで糸球体を摘出し、比較プロテオミクス分析で検討した。抗PLA2R抗体(+)pMNの6人、PLA2R Ab(ー)pMNの6人、ブシラミン(BCL)誘発sMNの6人、5人の対照症例。pMNおよびsMNグループの中で、免疫グロブリン、補体、補体調節蛋白質、足細胞関連蛋白質、糸球体基底膜蛋白質、および既知の蛋白質などpMNグループとBCL誘導sMNグループの間で、既知の疾患関連タンパク質や潜在的な疾患マーカー蛋白質などの蛋白質レベルの異なる分布が明らかになった。疾患による病因の相違と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特発性MN症例での抗PLA2R抗体の陽性率は、諸外国では約70-80%と高頻度であるが、本邦症例では我々の検討も含め約35-50%と低頻度である。従って、本邦の特発性MN症例では未知の抗原・抗体系の関与が推定される。本研究の目的は、本邦の特発性MNの病因・病態に関与する糸球体内細胞内の蛋白質分布が異なる事を明らかにすることである。これらの相違を利用して、特発性MN症例と二次性MN症例の新たな鑑別診断法を確立できれば、MN症例の診療に寄与できる。また、新たな治療法の開発に繋げることもでき、関連分野への波及効果は大きい。
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