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ポドサイト細胞生物学による特発性ネフローゼ症候群の鑑別診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K08696
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関群馬大学

研究代表者

小林 靖子  群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (60451720)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード特発性ネフローゼ症候群 / ステロイド反応性 / 予後予測 / ポドサイト細胞株 / ネフローゼ症候群
研究開始時の研究の概要

ネフローゼ症候群は、腎臓で尿をこし出す「糸球体」という血管でできた装置から血液中のタンパク質が大量に漏れ出てしまう病気です。糸球体壁の透過性を高める因子の存在が示唆されてきましたが、原因はわかっていません。ステロイド治療に反応するタイプ(微小変化型)と反応しないタイプ(巣状分節性糸球体硬化症)があり、ステロイド治療を行ってみる以外に、発症時にこれらを区別する方法がありませんでした。
この研究では株化した糸球体上皮細胞を患者血清で刺激し、接着面に発現するインテグリンの 活性化の差異により、上記のタイプを見分ける方法を確立し、病初期から適切な治療を選択することを可能にすることを目的としています。

研究成果の概要

ネフローゼ症候群は、腎臓で尿をこし出す「糸球体」という血管でできた装置から血液中のタンパク質が尿中に大量に漏れ出てしまう病気です。糸球体係蹄壁の透過性を高める因子の存在が示唆されてきましたが、未だ特定されていません。ステロイド治療に反応するタイプと反応しないタイプがあり、発症時に臨床所見からこれを判別することは困難です。この研究では株化ヒト糸球体上皮細胞を患者血清で刺激し、細胞に発現する分子の活性化の差異により、上記のタイプを見分ける方法を確立しました。

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究成果により、特発性ネフローゼ症候群の発症早期にステロイド反応性予測を行い、病初期から適切な治療選択を可能にすることで、ステロイド療法による副作用を抑え、より有効性が期待される免疫抑制薬を早期に選択することが可能となることが示唆されました。

報告書

(1件)
  • 2021 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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