研究課題/領域番号 |
19K08697
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池田 洋一郎 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10407398)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腎間質選択的発現遺伝子 / 腎線維化抑制 / AAV / 腎臓間質選択的発現 / 腎線維化 / AAV濃縮 / 腎間質選択的 / renal interstitium / profibrotic factors / pericyte / myofibroblast / fibroblast |
研究開始時の研究の概要 |
我々は世界で初めてアデノ随伴ウィルス(AAV)を用いてマウスの腎臓の間質選択的に感染を起こし,間質細胞選択的に遺伝子操作を行う手法を確立した。in vivoで細胞特異的に遺伝子発現プロファイルを調べる方法も確立し,線維化のある腎臓の間質細胞でのみ高発現する分子群を同定したが,網羅的に機能解析を行う手法がなかったため,一部の因子しか機能解析できていなかった。これらの機能未知の因子群に対してAAVを用いて間質選択的な機能喪失解析を効率よく行うことでCKD進展に寄与する新規遺伝子群を同定し,その病態生理学的意義を解明するとともに,線維化防止の治療方法を確立する。
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研究実績の概要 |
アデノ随伴ウィルスAAVを用いた腎臓の間質選択的な感染が難しいという結論はかわらず,解決するにはウィルス濃縮をさらに強化する選択か,別のモデルを使う必要があると考えられた。これ以上のウィルス濃縮は費用が大きくかかり現実的でないと判断された。間質選択的に発現する遺伝子のglobal knockout mouseが存在していることがわかったが,譲渡に問題があることがわかり時間がかかっている。これを解決する手段としてCRISPR-Cas9による遺伝子改変を行う手段を考えている。短期でノックアウト動物を得られることができ,表現型の確認ができることがわかった。これを現在検討中である。これには他施設の協力が必要であり,現在,共同研究を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
ウィルス実験が困難であり,動物の取得が難しいことが判明したため
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今後の研究の推進方策 |
他施設の協力を仰ぎ,遺伝子操作を行った動物を取得して実験を遂行する予定である。
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