研究課題/領域番号 |
19K08758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
鎌田 昌洋 帝京大学, 医学部, 准教授 (70431856)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 乾癬 / 光線療法 / ホスホジエステラーゼ4 / 制御性T細胞 / 制御性B細胞 / IL-17 / IL-22 / ホスホジエステラーゼ4阻害薬 / イミキモド |
研究開始時の研究の概要 |
紅斑、鱗屑(かさかさ)を伴う皮疹が全身にみられる乾癬という慢性の皮膚疾患に対して、ホスホジエステラーゼ4阻害薬という内服薬があるが、光による治療を組み合わせると治療効果が増すことが知られている。乾癬のマウスモデルでその機序を解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
乾癬は全身に浸潤を伴い鱗屑を付す紅斑を呈する慢性皮膚疾患であるが、その治療の中で光線療法、ホスホジエステラーゼ(Phosphodiesterase; PDE) 4阻害薬の機序は解明されていない。本研究ではマウスの乾癬モデルを用い、光線療法の作用機序、PDE4阻害薬の作用機序、そして臨床的にみられる相乗効果を検証した。光線療法とPDE4阻害薬はIL-17などの乾癬に重要なサイトカインの産生を抑制する点で共通していたが、光線療法は皮膚での制御性T細胞の誘導、PDE4阻害薬は脾臓の制御性T細胞、制御性B細胞の誘導がみとめられ、機序の違いがみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、光線療法とホスホジエステラーゼ(Phosphodiesterase; PDE) 4阻害薬の乾癬いおける作用機序が明らかになった。また、光線療法とアプレミラストに相乗効果があることが報告されていたが、その理由についても機序の違いから明らかになった。
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