研究課題/領域番号 |
19K08765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
山崎 研志 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40294798)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 白斑 / ビタミンD / ゲノムワイド連鎖解析 / 自己免疫疾患 / 尋常性白斑 / 自己免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、ビタミンDの欠乏が自己免疫を誘導する環境因子である可能性が示唆されているが、ビタミンDが自己免疫病態を呈する尋常性白斑に与える影響は詳しく調べられていない。本研究では、尋常性白斑患者を対象としてコレカルシフェロールの補充が尋常性白斑症状を改善するのかを検証することを計画する。また、白斑患者のGWAS解析を行うことにより、その遺伝的背景とコレカルシフェロールの効能の関連を検索する。また、ロドデノール反複塗布誘発白斑モデルマウスにコレカルシフェロールを投与し、白斑形成抑制機構や形成された白斑の改善機構を免疫組織学的、分子生物学的に検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、尋常性白斑患者を対象としてコレカルシフェロールの補充が尋常性白斑症状を改善するのかを検証することを計画し、2021年度に施設の倫理承認を得たのちに、被験者のリクルートを開始することができた。白斑状態の評価方法として、全身臨床症状評価(VASI)とともに局所病変の写真撮影画像評価で有効性を検討する方法について、デジタルカメラで撮影した画像を image J 等の画像解析ソフトウェアにて解析する画像解析手法を構築した。これらを用いて経時的な白斑部の面積や色調の変化などを解析して評価する方法を既存の尋常性白斑皮膚画像を用いて検証している。皮膚色・日焼けのGWASで検証し報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白斑を含む皮膚色調異常は、紫外線防御を含む皮膚バリア機能の低下の一因となる。私の先行研究においてビタミンDの低下が白斑患者に多いことが明らかになっており、本研究でその医学的意義を検証することは患者を含む社会的意義が大きい。また、皮膚色調に関連する遺伝子をゲノムワイド連鎖解析で確認したことで、皮膚色調の制御因子と環境・外的要因との関連をより精緻に検証できる基盤を本研究は提供した。
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