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炎症性皮膚疾患における皮膚浸潤T細胞のMDR1発現とステロイド抵抗性

研究課題

研究課題/領域番号 19K08772
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

藤山 俊晴  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (60402301)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード炎症性皮膚疾患 / アトピー性皮膚炎 / 乾癬 / ステロイド抵抗性 / T細胞 / MDR1 / ステロイド / 皮膚炎
研究開始時の研究の概要

尋常性乾癬やアトピー性皮膚炎といった炎症性皮膚疾患の病変部皮膚より得られた皮膚浸潤T細胞を培養し、それらのT細胞のMDR1発現やその機能をフローサイトメトリーなどで調べる。
MDR1陽性細胞の病態に関わるサイトカイン産生などの機能をin vitroで解析し、ステロイド抵抗性との関連性につき調べる。

研究成果の概要

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬などの炎症性皮膚疾患の治療においては、ステロイド外用療法が行われており、一般的には高い有効性を示す。しかし、特に長期にわたってステロイドを使用し続けている一部の症例では、さらなる外用療法を行っても十分な効果が得られず、治療抵抗性を示し、その原因は治療アドヒアランスの低下によるものと考えられていた。
本研究では、皮膚の炎症部位に浸潤し、重要な役割を果たしているT細胞の一部が、ステロイド抵抗性に関連するとされるMDR1を発現しており、炎症性皮膚疾患においてもT細胞のMDR1発現がステロイド外用剤に対する抵抗性と関連することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年では、ステロイド剤に代わる炎症性皮膚疾患の治療薬が次々と開発され使用できるようになってきた。それらの薬剤の多くは高い有効性を示す一方で非常に高価であることが多く、すべての患者に使用できるわけではない。従って、今後もステロイド外用剤は炎症性皮膚疾患治療の基礎として位置づけられる。患者のアドヒアランス低下によって、十分な薬を外用しないという以外の理由でステロイド外用剤に抵抗性を示す機序が示されたことで、今後はステロイド抵抗性の有無が、新規の薬剤の使用を決定する根拠として考慮されるようになる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Topical treatment with vitamin D3 analogue decreases MDR1-expressing T cells infiltrating in plaque psoriasis2019

    • 著者名/発表者名
      Toshiharu Fujiyama
    • 学会等名
      The 24 th World Congress of Dermatology
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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