研究課題/領域番号 |
19K08783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
五十嵐 信智 星薬科大学, 薬学部, 講師 (40409363)
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研究分担者 |
今 理紗子 星薬科大学, 薬学部, 特任講師 (90779943)
太田 嗣人 旭川医科大学, 医学部, 教授 (60397213)
岩崎 雄介 星薬科大学, 薬学部, 准教授 (10409360)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腸内細菌 / 皮膚 / アクアポリン / 短鎖脂肪酸 / 糖尿病 / 加齢 / ノトバイオート |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、腸管内の事象である「腸内細菌」と体の最外層である「皮膚」に発現している機能分子AQPとの関係を明確にする中で、腸内細菌が皮膚機能に影響を及ぼす新たな分子メカニズムを明らかにし、皮膚疾患に対する新規治療戦略を構築する。具体的には、腸内細菌変動モデル動物やノトバイオートシステムにより、腸内細菌と連動する皮膚AQPを同定する。また、AQP制御分子を腸内細菌ならびに皮膚常在菌の代謝産物から見出し、新規発現制御メカニズムを明らかにする。最終的に、制御分子の活性化剤(抑制剤)を用いて、皮膚疾患に対する治療効果を確認する。
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研究成果の概要 |
これまで、皮膚機能に及ぼす腸内細菌の影響については不明な点が多く残っていた。本研究の結果から、腸内細菌が皮膚の機能分子である「アクアポリン(AQP)」の発現量を制御している可能性が明らかとなった。また、腸内細菌によるAQPの発現変動は、腸内細菌代謝産物が関与している可能性が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、これまで不明であった皮膚疾患発症メカニズムとして、腸内細菌の変動が関与している可能性を示唆するものである。今後、新たな皮膚疾患治療薬として、プロバイオティクスやプレバイオティクスなどの腸内環境を制御する物質の応用が期待される。
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