研究課題/領域番号 |
19K08788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 朝日大学 (2022-2023) 岐阜大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
清島 眞理子 朝日大学, 歯学部, 教授 (00171314)
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研究分担者 |
水谷 陽子 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60759950)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | プログラニュリン / 乾癬 / アトピー性皮膚炎 / サイトカイン / progranulin / 炎症性皮膚疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
プログラニュリン(PGRN)は表皮細胞で発現し、特に乾癬表皮で発現が増加しているが、その意義は不明である。本研究では重要な炎症性皮膚疾患である乾癬およびアトピー性皮膚炎について、患者血清中のPGRN濃度測定、皮疹組織におけるPGRNの発現、培養表皮細胞を用いてPGRNのサイトカイン産生に対する作用を検討する。また、これらの疾患のモデルマウスを作成し、血清中、皮疹の組織中のPGRN濃度を測定する。本研究は乾癬とアトピー性皮膚炎の病態におけるPGRNの役割を明らかにするとともにPGRN及びそのアナログであるAtsttrinを用いた新規治療の開発に寄与すると考えられる。
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研究成果の概要 |
乾癬では健常人に比べ有意に血清プログラニュリン(PGRN)濃度が増加しPASIスコアと正の相関があった。また血清中のIL-17およびIL-22濃度と相関した。アトピー性皮膚炎患者血清でもPGRN濃度が有意に高く、TARC値およびIL-36γ濃度と正の相関がみられた。次に、培養表皮細胞ではPGRNを添加した際に細胞でのIL-23発現量が増加した。サイトカインを添加した際のPGRN発現量を検討したところ、IL-22、IL-36γ、TNF-α添加により発現量の有意な増加がみられた。以上からPGRNは乾癬、アトピー性皮膚炎の病態においてサイトカインを介して役割を果たすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラニュリンはサイトカイン産生を介して乾癬、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の病態形成に関与することが明らかになり、今後の病態解明と創薬に役立つと考えられる。
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