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骨髄液エクソソームにフォーカスした低リスクMDSの造血不全の病態解明と、治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K08830
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所)

研究代表者

平田 大二  株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 臨床腫瘍研究部, 上級特別研究員 (00372160)

研究分担者 稲野 将二郎  株式会社関西メディカルネット(関西電力医学研究所), 臨床腫瘍研究部, 上級特別研究員 (70811199)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード骨髄異形成症候群 / エクソソーム / miRNA / MDS / exosome / 造血幹細胞 / 骨髄微小環境
研究開始時の研究の概要

低リスクMDSは生命予後hあ比較的良好であるものの頻回の輸血や通院などで罹患者のQOLは極めて低いことが多い。その原因として異常造血細胞から分泌される細胞外小胞(エクソソーム)が考えられるため、骨髄液を解析して特異的な原因の候補を同定し、造血幹細胞およびその支持組織である間葉系幹細胞を用いた解析によって妥当性を検証する。

研究成果の概要

本研究では、低リスクMDSにおける根源的な問いである、”なぜ生存に不利な変異を持つ腫瘍細胞が骨髄内で増殖優位性を呈するのか”を解明するため、エクソソーム に着目した解析を行った。低リスクMDS、およびコントロールとして骨髄穿刺を行ったもののMDSが否定された健常者の骨髄液からエクソソーム由来miRNAを抽出し、次世代シーケンサーによる網羅的な解析を行ったところ、3つのmiRNAで有意な変動を認めた。現在間葉系幹細胞と造血細胞の共培養モデルにおいて同定したmiRNAが及ぼす影響を検証中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

低リスクMDSは白血病への進展リスクは低いものの、一部の患者は輸血依存であり、造血幹細胞移植を除いて有効な治療法に乏しいのが現状である。この疾患の原因の一端を解明することで、新しい治療法への糸口を見出すことができる。本研究ではエクソソーム が骨髄内環境を悪化させている可能性が示唆されており、現時点ではエクソソーム を標的とした治療は未確立であるものの、将来的な新規治療方につながるものと期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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