研究課題/領域番号 |
19K08847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
小山 大輔 自治医科大学, 医学部, 講師 (50741071)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 慢性骨髄性白血病 / オートファジー / AMPK / mTOR / p53 / mTOR / BCR-ABL |
研究開始時の研究の概要 |
慢性骨髄性白血病の原因遺伝子であるBCR-ABLの細胞内における局在制御のメカニズムを解明し、新規治療法の開発に繋げていく。
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研究成果の概要 |
慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia; CML)は、BCR-ABL融合タンパク質の恒常的なチロシンキナーゼ活性によって引き起こされる骨髄増殖性疾患である。チロシンキナーゼ阻害剤(tyrosine kinase inhibitor; TKI)の開発により、劇的に予後は改善しているが、TKI抵抗性CMLの予後は未だ不良であり、新規治療法の開発が望まれる。CML急性期ではBCR-ABLが主に核内に局在することが治療抵抗性に寄与することを明らかにした。AMPKの活性化やオートファジー誘導によってBCR-ABLの細胞内局在を核内から細胞質へと移行することが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CML患者は寛解を維持するためにはTKIを長期内服せざるを得ない。本研究成果により、急性期CMLではBCR-ABLの細胞内局在の異常がTKI抵抗性に寄与していると考えられた。今後、急性期CML症例やTKI抵抗性症例においての治療戦略を考える上で重要な研究成果と考えられる。
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