研究課題/領域番号 |
19K08857
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
ハイジッヒ ベアーテ 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任准教授 (30372931)
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研究分担者 |
服部 浩一 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任先任准教授 (10360116)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | multiple myeloma / angiocrine factor / proliferation / integrin / myltiple myeloma / angiogenesis / notch receptor / cancer / integrins / cell growth / KLF2 / ITGB3 / adhesion |
研究開始時の研究の概要 |
Add 1.a) Determine Egfl7 expression in hematopoietic/stromal cells of myeloma patients or normal controls; b) Determine proliferation/survival of primary myeloma cells after Egfl7 inhibition; c) Determine the role of Itgb3 for Egfl7-mediated effects on MM cells; add 2.Examine the role of Egfl7-Itgb3 interaction for anti-MM drug resistance
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研究成果の概要 |
多発性骨髄腫(MM)の病因である癌形質細胞は、上皮成長因子様ドメイン7(EGFL7)を発現することが示されています。 MM細胞は機能的なEGFL7受容体インテグリンβ3 を発現しました。 患者由来のMM細胞のEGFL7ノックダウンおよびEGFL7に対する中和抗体の投与群において、インビボでのMM細胞増殖の阻害が確認されました。 MMの既存の標準治療であるボルテゾミブ(BTZ)は、MM細胞におけるEGFL7とインテグリンβ3の発現を増強することが示されています。したがって、この研究の結果は、EGFL7シグナル伝達の阻害がBTZ耐性MMの新しい治療戦略を示唆していることを示唆しています。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性骨髄腫(MM)は、造血器の悪性腫瘍としては2番目に高頻度であり、さらには治療薬自体の副作用、また抵抗性が問題となり、5年生存率は概ね50%、長期無病生存は5%以下と予後不良で完治の難しい疾患に該当します。従って、治療法のオプションは多い程良く、また新しい分子標的が常に望まれている疾患と言えます。本研究成果は、血管内皮から分泌されるアンジオクライン因子を通じたMMの病態制御機構という、これまでに無い、新しい観点からの疾患病態へのアプローチという点で、学術的にも極めて有意義なものと考えます。今後の臨床応用への展開が強く期待される内容と、当方らは判断致しております。
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