研究課題/領域番号 |
19K08867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古賀 友紀 九州大学, 医学研究院, 准教授 (60398071)
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研究分担者 |
小野 宏彰 九州大学, 大学病院, 助教 (80839051)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ホジキンリンパ腫 / 小児がん |
研究開始時の研究の概要 |
2015年より申請者を研究代表者として、日本初となる小児HLに対する前方視的第II相臨床試験(HL-14)が開始され、HLの臨床背景が初めて明らかになる見込みである。近年、分子標的薬や抗PD-1抗体療法の有用性が示されている。本研究では腫瘍細胞、bystander細胞と末梢血の網羅的遺伝子解析を行うことにより、腫瘍に適応化された免疫不全状態の実態を解明し、これらを改善させる因子を同定する。本成果は、HLに対する免疫療法を最大限に引き出す治療法確立に資するものと期待され、次期アジア国際試験につなげたいと考えている。
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研究実績の概要 |
小児ホジキンリンパ腫(HL)は、治療成績のよいが二次がん発症率が高い疾患であり、細胞性免疫不全が示唆されている。アジアでは発症率が極端に低く、日本では年間15例程度にとどまっている。2015年より、日本初の小児HLに対する前方視的第II相臨床試験(HL-14)が開始され、HLの臨床背景が明らかになる見込みである。近年、分子標的薬や抗PD-1抗体療法の有用性が示されている。本研究では、腫瘍細胞、bystander細胞と末梢血の網羅的遺伝子解析を行い、腫瘍に適応化された免疫不全状態の実態を解明し、これらを改善する因子を同定することで、HLに対する免疫療法を最大限に引き出す治療法の確立に資するものと期待される。また、次期アジア国際試験につなげたいと考えている。2021年度はHL-14登録終了したことを受け、初発時検体処理と血清サイトカイン測定、次期試験開始準備を行った。小児HLは低~中間リスクにおいてすでに高い確率の生存率が得られているが、新規治療薬の治療対象となっていない。しかし、低~中間リスクでも二次がんなどのリスクが高いことから、新規治療薬導入による従来の治療を軽減させることで、晩期合併症回避による恩恵を受けることができる。全リスクを対象とした新規治療薬開発を行うことが意義がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年3月にHL-14登録終了したことを受け、初発時検体処理と血清サイトカイン測定,次期試験開始準備を行った。を行った。おおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
HL-14臨床試験の転帰解析を行い、初診時血清サイトカイン測定から見つかったバイオマーカーとの相関を検討する。また、T細胞の体内分布不均衡やRS細胞を取り囲む浸潤細胞の特徴を把握するため、患者全血および骨髄のリンパ球表現型分析を行う。この解析には、T、B、NK細胞に対するモノクローナル抗体を用いたフローサイトメトリーを使用し、S1P1他、T、B、NK、MonocyteなどのLieneage markerの他、CD4/8比、CD45RO、HLA-DR、CD25などの活性化抗原、TCR repertoire、Immunogloburinについても検討する。
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