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寛容型樹状細胞を用いた自己免疫疾患治療の実用化に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K08881
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

長谷川 均  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (40164826)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワード寛容型樹状細胞 / 自己免疫疾患
研究開始時の研究の概要

欧米を中心にI型糖尿病,関節リウマチ, クローン病、多発性硬化症に対してtDCsの臨床試験が進められている。これらの試験において、いずれも安全性は確認されており、効果もあることが報告されている。実用化に関して現在課題になっているのは、1)最適なtDCsの作成法、2)有効な投与量、投与方法と3)的確な抗原である。我々は1)と3)について研究を進める。また我々は、DCsをターゲットとしたリポソームワクチンに注目している。PKCI-tDCsの誘導に関与するmiRNAを同定し、このmiRNAと抗原を用いたリポソームワクチンを作成し、抗原特異的免疫抑制療法の実用化を目指す。

研究実績の概要

自己免疫疾患やアレルギー疾患の分野では、自己反応性T細胞を標的とし免疫寛容に導く樹状細胞(tDCs)を用いた抗原特異的な治療が注目されている。我々は、Cキナーゼ阻害剤(PKCI)によってヒトtDCsが誘導されることを見出した。さらに、PKCI-tDCsの誘導に関与するmiRNAの同定をmiRNA arrayにて比較解析を行い、PKCI-tDCsに発現の高いlet-7c, miR-15a, miR-130a, miR-192など12種類のmiRNAをスクリーニングしている。それぞれのmiRNA mimicをリポフェクタミンを用いてDCsに導入し、抑制性サイトカイン産生、共役分子やCCR7発現を比較し、PKCI-tDCsと同様の表現型を誘導するmiRNAを検討しているが、現時点では、導入効率が悪く、目的とするmiRNAの同定はできていない。
また、シェーグレン症候群(SS)を対象として、自己抗原のHLA-DRB1拘束性のT細胞エピトープの解析を行い、抗原特異的免疫抑制療法の確立を目指している。すべてのSS患者から、PKCI-tDCsの誘導は可能であった。また、SS患者のHLA-DRB1を解析し、比較的多かったHLA-DRB1*0401, 0803, 0901, 1501などのalleleを持つ患者を中心に解析を行い、IEDB Analysis Resource の分析から、上記のHLA-DRB1に拘束されるM3ムスカリンアセチルコリン受容体(M3R)のT細胞エピトープ・アンカーモチーフのペプチドを推定し、上記の患者末梢血単核球にペプチドを添加し、IFN-gamma産生T細胞増加数の比較にて検討している。現時点では、それぞれの症例数が少なく、HLA-DRB1に拘束されるM3Rのペプチドは見出されていない。

報告書

(1件)
  • 2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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