研究課題/領域番号 |
19K08891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
飯塚 麻菜 (小賀麻菜) 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (80734821)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シェーグレン症候群 / 自己免疫疾患 / T細胞 / 腸内細菌 / CD4+ T細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
SS様病態の発症に関わる自己反応性CD4+ T細胞に焦点を当て、これまで不明であった病因性CD4+ T細胞が認識する自己抗原と臓器特異的集積機構および疾患特異的病因分子を明らかにする。また、マウスモデルの解析結果を軸に、SS患者における病態発症に関わる特異的分子の機能解析を行い、新たな治療標的を見出す。
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研究成果の概要 |
シェーグレン症候群 (Sjogren's syndrome :SS) は、唾液腺、涙腺などの外分泌腺に慢性炎症が起こり、外分泌腺が破壊される原因不明の臓器特異的自己免疫疾患である。標的臓器には、CD4+ T細胞が浸潤し、病態の初期形成およびその後の増悪に関与する。本研究では、SSモデルマウスを用いて、自己反応性CD4+ T細胞の機能およびその活性化に腸内細菌叢が関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SSは慢性唾液腺炎、涙腺炎を主徴とする臓器特異的自己免疫疾患であり、国の指定難病に選定されている。その発症機序は不明であり、確立した治療法はなく、対処療法に頼るのみである。本研究により、SSの発症に関わる自己反応性T細胞の機能および活性化機序が明らかとなり、新たな疾患特異的創薬への応用も期待される。
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