研究課題/領域番号 |
19K08922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
今村 充 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80529157)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | TPH細胞 / Tbet陽性B細胞 / 自己免疫疾患 / TPH様細胞 / Tbet+B細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、当研究室で同定した新規T細胞サブセットであるTPH様細胞について、関節リウマチで報告されたTPH細胞との異同を明らかにし、その発現分子や機能を解明し、自己免疫疾患における動態を解析する。更に新規B細胞サブセットであるTbet+B細胞についても、TPH様細胞との関係を含めて解析を行う。
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研究実績の概要 |
関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、ANCA関連血管炎(AAV)、皮膚筋炎(DM)、シェーグレン症候群(SS)、巨細胞性動脈炎(GCA)などの各種自己免疫疾患の末梢血PBMCにて、健常者コントロールに比べてTPH様細胞分画の有意な増加を認めた。一方、一部の自己免疫疾患(血清学的陰性RA、多発性筋炎など)ではTPH様細胞の増加を認めなかった。これらの結果から、TPH様細胞はRAのみならず、自己免疫疾患の多くに共通して増加するサブセットと考えられた。一方、Tbet陽性B細胞については、SLEに加えて一部のANCA関連血管炎において増加を認めたが、その他の疾患では増加を認めなかった。Tbet陽性B細胞の増加は、必ずしもTPH様細胞の増加と関連していなかった。 Flow cytometryにてRA患者及びAAV患者のT細胞分画からSortingした細胞群に対してRNAseqを施行した。RNAseqの結果から、マウスモデルで得られた結果を元に我々が定義したTPH様細胞分画が、ヒトRA及びAAV患者の血液中においても同様に、従来のCXCR5-PD1+TPH細胞の中で更に亜集団を形成していることが確認できた。ヒトTPH様細胞では特にIL-21やCXCL13を高発現しており、B細胞の分化や増殖に関与する可能性が示唆された。一方、自己免疫疾患のモデルマウスから分離した細胞をsingle cell解析したところ、TPH様細胞以外にもNK細胞マーカーを有する細胞障害性T細胞など、複数の興味深い新たなサブセットの候補が検出された。
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