研究課題/領域番号 |
19K08990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
金藤 秀明 川崎医科大学, 医学部, 教授 (80448034)
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研究分担者 |
小畑 淳史 川崎医科大学, 医学部, 特任研究員 (10771298)
下田 将司 川崎医科大学, 医学部, 講師 (60388957)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ブドウ糖毒性 / 膵β細胞 / インスリン転写因子 / 膵β細胞ブドウ糖毒性 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病状態において認められる膵β細胞機能障害(ブドウ糖毒性)にはインスリン遺伝子の転写因子(MafA, PDX-1)の発現低下が深く関与する。そうした中で本検討の目的は、種々の小分子化合物ライブラリーを用いて、これらの転写因子の発現を直接的に増加させる薬剤や因子を網羅的に検索して、ブドウ糖毒性の分子機構に基づく新規糖尿病治療薬の検索をすることである。
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研究成果の概要 |
インスリン遺伝子の転写因子であるMafAおよびPDX-1は膵β細胞において極めて重要な役割を果たしているも、それらの発現は糖尿病状態において低下し、これがブドウ糖毒性に深く関連している。本検討においては、これらの転写因子の発現を増加させる因子を網羅的に検索した。具体的には小分子ライブラリーを順次β細胞株MIN6に投与して、MafAやPDX-1の発現を増やす因子を網羅的に検索し、現在までのスクリーニングにて既にいくつかの因子を同定した。MIN6細胞にて変化を認めた薬剤に関しては健常マウスおよび糖尿病マウスからの単離膵島においても同じ結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回申請させて頂いた研究においては、各種小分子化合物ライブラリーを用いて、ブドウ糖毒性で低下するMafAやPDX-1の発現を直接増加させる薬剤や因子を網羅的に検索し、膵β細胞機能障害の分子機構に基づいた新規糖尿病治療薬の探索を目的とした。MafA や PDX-1 の発現を直接増加させる因子はまだ世界でも報告がないため、見つかれば世界に先駆けた報告であり、また膵β細胞機能障害の分子メカニズムに基づいた新規糖尿病治療薬の探索にも繋がるため、研究成果の学術的意義や社会的意義は大きい。
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