研究課題/領域番号 |
19K09001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小林 祥子 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80649111)
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研究分担者 |
大月 道夫 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00403056)
福原 淳範 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (00437328)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Favine / 動脈硬化 / 肥満 / 糖尿病 / 脂質代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
肥満や糖尿病では動脈硬化が発症進展するが、その機序には依然不明な点が多い。研究代表者らは動脈硬化症に関わる新たな候補因子を探索し、血管より分泌される分泌因子Favine(fat/vessel-derived secretory protein)を同定し、本因子に着目した研究を行っている。本研究では、脂肪細胞と血管におけるFavineの作用のメカニズムを解明する。
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研究成果の概要 |
本研究によって我々の同定した血管・脂肪組織由来分泌因子Favineのあらたな作用を見出しました。動脈硬化モデルマウスのアポリポ蛋白質E欠損マウスにおいて、Favineの欠損は動脈硬化を進行させ、石灰化と血栓形成を誘発することを明らかにしました。アポリポ蛋白質EおよびFavineを共に欠損したマウス大動脈の遺伝子発現変化は、不安定化プラークを有するヒト動脈硬化症の遺伝子発現変化と酷似することが分かりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管・組織由来分泌因子Favineが血管保護・血栓形成制御作用を有することを明らかにしました。Favineの動脈硬化および血栓形成への作用機序のさらなる解明は、既存の脂質降下を介した動脈硬化進展抑制治療や出血の副作用を併せ持つ血小板活性化抑制による抗血小板剤とは異なる、画期的な創薬の開発につながる可能性があり、大きなインパクトが予想されます。
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