研究課題/領域番号 |
19K09045
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
池本 哲也 徳島大学, 病院, 特任教授 (20398019)
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研究分担者 |
齋藤 裕 徳島大学, 病院, 講師 (50548675)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60398021)
黒田 暁生 徳島大学, 先端酵素学研究所, 准教授 (70571412)
居村 暁 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (90380021)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Insulin producing cell / methylation status / 成熟度評価 / 再生医療 / ADSC / 細胞移植 |
研究開始時の研究の概要 |
応募者らが臨床応用を目指し研究を進めている脂肪由来幹細胞からの2-step 3次元培養によるinsulin-producing cell(IPC)創出に関して、実臨床応用に際し、1.造腫瘍性の否定、2.患者体内に移植する際の未分化なIPCの排除、3.IPC lot間に機能的差異があることといった問題点を解決する必要があるが、これらに回答するために、これまで応募者らが研究を行って来たmethylation statusに着目し、IPCの分化誘導過程に伴う変動を検討しgenetic profileおよび他の成熟度指標と比較検討することで、これまで明らかでなかったIPCの発生系譜を詳細に解明するとともに、成熟度の適切な評価および将来的なshipping criteriaとしての指標の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
脂肪由来幹細胞からのinsulin-producing cell (IPC)分化誘導に際し、IPCのmethylation statusを定量化することによって、細胞発生系譜との相関が明確となり、細胞成熟度が評価できるのではないかとして研究を行った。IPC成熟過程ではZnイオン濃度に依存すること、また、Znイオン濃度はmethylation statusと相関することを確認した。また、膵β細胞が破壊を受けると、methylation statusが変化することを見出したため、新生β細胞である我々のIPC分化誘導に関して、quality controlの指標として使用できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が研究を進めている脂肪由来幹細胞からのinsulin-producing cell (IPC)分化誘導の臨床応用に際し、ヒトスケール製造においては、そのquality control が絶対条件である。我々の結果はmethylation status によってIPCを評価しうることを示唆するほか、破壊される膵島(β細胞)を予測しうるというものであり、科学的知見とともに実臨床にも意義が大きい。
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