研究課題/領域番号 |
19K09046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
兼松 美幸 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任助教 (90836305)
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研究分担者 |
丹黒 章 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10197593)
鳥羽 博明 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (40403745)
武知 浩和 徳島大学, 病院, 特任助教 (70380102)
森本 雅美 徳島大学, 病院, 特任助教 (90563817)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Luminal型乳癌 / 骨転移 / Lysyl oxidase(LOX) / LOX阻害薬 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,乳癌細胞が分泌する酵素であるLysyl Oxidase(LOX)が骨転移形成に果たす役割,またLOX阻害薬を用いることで骨転移を制御できるかどうかを検証する.具体的には,乳癌骨転移マウスモデルを作成し,LOX阻害剤の有効性を骨転移成立前,成立後の双方で検証する.加えて,ヒト乳癌患者検体におけるLOX発現と骨転移との相関性の有無を明らかにするとともに,LOX陽性患者における骨転移形成メカニズムに関与する遺伝子群を同定する.以上より乳癌骨転移の予見マーカー,或いは治療戦略としてのLOXの有効性を検証し,乳癌治療ストラテジーの一助となることを目的とする.
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研究実績の概要 |
本研究では,乳癌細胞が分泌するLysyl oxidase(LOX)の役割に着目した.マウス乳癌骨転移モデルを用いて,LOXが骨転移形成に果たす役割,また,骨転移形成後にLOX阻害薬を用いてLOXを阻害することで,骨転移の治療になり得るかどうかを検討するとともに,LOXがホルモン陽性Her2陰性乳癌患者における骨転移予見バイオマーカーになり得るかを検討することを目的とした.今年度においては,まずホルモン陽性Her2陰性乳癌細胞株3種類(MCF-7,ZR75-1,HCC1500)を用いてマウス乳癌骨転移モデルの作成を行った.Wangらの方法(Cancer cell 2015)に準じて乳癌細胞株を内腸骨動脈への注入の安定した手技の確立を試みた.マウス内腸骨動脈は非常に細く,さらには31Gという細い針を確実に細い動脈に穿刺する手技の習得に非常に時間を要したうえ,動脈に穿刺できても,うまく所定の量の細胞を安定的に注入する手技の習得に時間を要した.徐々に手技が習熟し,preliminaryではあるが,骨転移を形成するマウスモデルを作成することができるようになってきた.それらのモデルに対して経時的にPET/CT検査を行い,骨転移が形成され,徐々に増悪することを確認することができた.最終42日まで経時的に観察することができ,PET/CTで骨転移巣が経時的に増大し,それとともにFDG集積が強くなることも確認できた.骨転移形成のみならず,肝転移・肺転移を形成するマウスも時に見られた.骨転移また肝・肺転移をきたしたマウスサンプルは採取し保存しており,LOXの発現強度測定を行う準備段階までには至った.
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