研究課題/領域番号 |
19K09059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
中野 正吾 愛知医科大学, 医学部, 教授 (20351108)
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研究分担者 |
藤井 公人 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (00524331)
高阪 絢子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (50440748)
塩見 有佳子 (毛利有佳子) 愛知医科大学, 医学部, 講師 (90465576)
安藤 孝人 愛知医科大学, 医学部, 助教 (40634134)
井戸 美来 愛知医科大学, 医学部, 助教 (70740968)
伊藤 由季絵 愛知医科大学, 医学部, 助教 (10805469)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | Breast cancer / MRI / Non mass enhancement / RVS / 乳房温存手術 / 乳房MRI / non mass enhancement / 超音波fusion技術 / 乳癌 / non-mass enhancement / 埋込型病変識別マーカー / 植込み型病変識別マーカー |
研究開始時の研究の概要 |
近年、磁気位置追尾システムを用いて超音波(US)とMRIを同一モニター上で対比することができるバーチャルリアリティ技術[Real-time virtual sonography(RVS)]が開発された。本研究においては、RVSを用いて、MRI non-mass enhancement(NME:非腫瘤性病変)のUS下での検出法を確立する。さらにRVS下に植込み型病変識別マーカーを留置し、これをランドマークとして乳房温存手術を安全に行うことができる手術支援システムの開発をめざす。
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研究成果の概要 |
MRI non-mass enhancement (NME)を有する乳癌の乳房温存手術における超音波fusion 技術(real-time virtual sonography: RVS)の有用性を検証した。6例を対象。RVSを用いてsecond-look USを施行し、病変識別マーカーを留置した。 MRIの腫瘍径30.0mm、NME4例、NME+mass2例あった。USの腫瘍径14.5mm、NME2例、NME+mass4例であった。全例乳腺円状部分切除術を施行し、病理診断は全例切除断端陰性であり、再手術例もなかった。 RVSは、NMEのsurgical outcomeの改善に寄与する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RVSはMRI-NMEの多くを検出できる革新的な画像診断法であり、世界に発信しうる独創的な新技術であることをfeasibility試験で検証できた。今後症例を増やしNMEの広がり診断においてRVSを用いて乳房温存手術のsurgical outcomeが改善されることが証明できれば、RVSによって必要のない乳房全摘術を回避することが可能となる。またMRIガイド下生検が必要な症例をより厳選することが可能となり、医師、患者の負担を軽減することができる。
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