研究課題/領域番号 |
19K09077
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
和田 真澄 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60836112)
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研究分担者 |
関 直彦 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50345013)
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70237577)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロRNA / 食道扁平上皮癌 / 機能性RNAネットワーク / がん遺伝子 / がん抑制遺伝子 / エクソソーム / オルガノイド / マクロRNA |
研究開始時の研究の概要 |
申請者はこれまでに1) 治療抵抗性・食道扁平上皮癌・マイクロRNA発現プロファイルを作成し、治療抵抗性を示した患者血液中に存在するエクソソームから、2) エクソソーム由来・治療抵抗性・食道扁平上皮癌・マイクロRNA発現プロファイルを作成した。本研究で、上記プロファイルに基づき、食道扁平上皮癌の治療抵抗性に関わる分子機序を明らかにする。ゲノム編集を行った癌細胞から、食道癌オルガノイドを作成し、抗癌剤の感受性試験を行う。治療抵抗性を獲得した食道扁平上皮癌細胞において、活性化している分子経路を遮断する戦略の考案(ドラッグ・リポジション)は、本疾患の新規治療法の開発に向け有用な情報を提供可能と考える。
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研究成果の概要 |
食道扁平上皮癌におけるマイクロRNA発現プロファイルを用い、miR-143-5p、miR-143-3pが膵癌抑制型マイクロRNAとしての機能を示すことを証明した。新たなターゲット遺伝子としてHMGA2、KRT80を見出し、食道扁平上皮癌関連癌遺伝子であり、それらを制御する機能性RNAネットワークの中で重要な役割を示していることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有効な治療法の少ない食道扁平上皮癌において、新規の食道扁平上皮癌マイクロRNAを解析することで、食道扁平上皮癌に関連するターゲット遺伝子を発見し、未だ報告のない新規分子やそれらの制御する機能性RNAネットワークの探索を行うことが可能だった。しかし、CRISPER-Cas9システムで癌促進型マイクロRNAのゲノム編集を行なった癌細胞の作成、食道癌オルガノイド作成については手技確率と報告に至らず、今後継続した研究が必要である。
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