研究課題/領域番号 |
19K09078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
春松 敏夫 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (70614642)
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研究分担者 |
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
谷本 昭英 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10217151)
大西 峻 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (10614638)
矢野 圭輔 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (30757919)
加治 建 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任教授 (50315420)
町頭 成郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80404523)
武藤 充 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (70404522)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 短腸症候群 / 完全静脈栄養モデルラット / 中枢神経の発達評価 / MRI / 拡散テンソル画像 / 神経学的発達評価 / 新生児外科疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
新生児医療における重要なアウトカムである正常な発育発達を獲得してそれを評価するには、長期フォローが必要だが、乳児期以降の環境要因によるバイアスも大きく、新生児期の外科的医療介入との相関を直接的に評価する方法は少ない。新生児期の栄養が脳の発達に大きな影響を与えることは知られているが、新生児外科疾患では消化器疾患を中心に長期絶食・完全静脈栄養に頼らざるを得ない状況も多く、栄養管理方法とそれらが神経学的発達に与える影響についての研究が望まれる。本研究では、短腸症候群・完全静脈栄養モデルラットを用い、中枢神経の発育発達を見据えた新たな栄養管理方法の開発を目的とする。
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研究成果の概要 |
SBSモデルラットを用いてGLP-2の効果に関して検討を行い、低用量のGLP-2がIFALDに至る過程の肝臓の脂肪蓄積を改善する効果について発表した(Pediatr Surg Int. 2019)。またヒト組み換えHGF(rhHGF)は用量依存的にTPNによって引き起こされる脂肪肝を改善する効果を持つことについて発表した(Pediatr Surg Int. 2021)。また、ラットを3群に分け、Intralipid、SMOF lipid、Omegavenの各脂肪酸を加えた高カロリー輸液の投与についての報告について発表した(Pediatr Surg Int. 2021)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大量腸管切除を余儀なくされた短腸症候群(SBS)患児らは、長期間の完全静脈栄養(TPN)管理を要する。TPN管理下では、腸管不全による長期絶食や高カロリー輸液による肝障害、カテーテル関連血流感染症などにより腸管不全関連肝障害(IFALD)を発症するが、IFALDはSBSを含む腸管不全の重篤かつ致死的な合併症であり、IFALDが進行し不可逆的肝不全を来した場合には肝臓・小腸移植および多臓器移植を行う以外、現状では救命が困難である。本研究によるIFALDの予防についての研究は、SBS患児の多臓器移植を回避させ、重要臓器を保護し長期予後改善に直結すると考えられる。
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