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ヒルシュスプルング病類縁疾患の新規治療法を目指した遺伝子変異の同定とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K09098
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

河野 淳  九州大学, 大学病院, 医員 (90758418)

研究分担者 桐野 浩輔  九州大学, 大学病院, 助教 (00621707)
田口 智章  福岡医療短期大学, 歯科衛生学科, 学長 (20197247)
吉丸 耕一朗  九州大学, 医学研究院, 講師 (60711190)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードヒルシュスプルング病類縁疾患 / 腸管不全 / 電気生理学 / hypoganglionosis / MMIHS / CIIP / ACTG2遺伝子 / 腸管神経節細胞僅少症 / 慢性特発性偽性腸閉塞症
研究開始時の研究の概要

腸管神経節細胞僅少症や巨大膀胱短小結腸腸管蠕動不全症、慢性特発性偽性腸閉塞症は著しい腸管蠕動不全を認め、腸からの栄養吸収が困難で機能的腸閉塞に伴う重症腸炎を繰り返す。そのため姑息的手術を繰り返し、経静脈栄養に依存し、その合併症は時に致命的である。しかしこれらの疾患の病因は未だ不明であり、複数の遺伝子変異が報告されているにも関わらず、遺伝子変異による発症のメカニズムは解明されていない。本研究では新規創薬や生体外ゲノム編集によるH類縁の新たな治療法をめざし、遺伝子導入を行った細胞により変異遺伝子の機能解析を行い、H類縁のメカニズムを解明する。これは既存の報告よりも踏み込んだ世界初の試みである。

研究成果の概要

ヒルシュスプルング病類縁疾患は時として致死的な合併症を引き起こす難治性の機能的腸管不全疾患である。本研究ではヒルシュスプルング病類縁疾患のモデルマウスであるJF1/Msfにおいて、腸管神経節の減少、自律運動の低下、アセチルコリンに対する収縮力の低下を明らかにした。また電位依存性Naチャネル阻害剤であるテトロドトキシンの投与により周期的な収縮が出現することを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒルシュスプルング病類縁疾患において、根治治療といえるものは小腸移植しかないが、その合併症の発生頻度は高く、また術後も長期にわたる免疫抑制剤の使用を行う必要がある。そのような状況下において本研究において腸管蠕動の改善につながる可能性のある知見が得られた。今後、新規治療法の研究へとつながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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